奈良市独自の施設使用・イベント実施に関する対応方針を決定
奈良・針の観測地点で、翌日の暑さ指数「35」が出た場合、屋外の公共施設利用・屋外イベントの原則中止
今年4月から運用開始した「熱中症特別警戒アラート」。国の基準では、熱中症特別警戒アラートは暑さ指数情報提供地点(県内6ヶ所)すべての地点で、翌日のWBGT予測値が35に達した時に発表されます。
奈良市では、市内の状況に即した現実的な対策を講じるため、午後2時時点での市内の暑さ指数情報提供地点【奈良(東紀寺町)、針(都祁友田町)】の翌日のWBGT予測値に応じて、市の実態に即した対応を行うこととなりました。
特に、熱中症の危険が高い「屋外施設」「屋外イベント」の対応について、奈良市独自の基準を設けることとなりました。熱中症による命の危険から事前に市民を守る施策として運用します。
TOPICS
1 警戒アラート、特別警戒アラートの運用と課題点
「警戒アラート(予測値33)」については、県内の6か所いずれかの観測地点で達した場合に、アラートが発表されます。
例えば、五條の観測地点で「33」に達した場合、奈良の観測地点で「33」に達していなくても、奈良県全体で「熱中症警戒アラート」が発表されます。
「特別警戒アラート(予測値35)」については、県内すべての地点で予測値「35」に達しないと、アラートは発表されません。
例えば、奈良の観測地点で予測値「35」に達したとしても、県内すべての地点(奈良・針・大宇陀・五條・上北山・風屋)で「35」に達していない場合、「熱中症特別警戒アラート」は発表されません。
2 上記の課題点を踏まえ、市独自の対応を実施
市では上記の課題点を踏まえ、「アラートの発出にかかわらず、市内2か所の観測地点の予測値に基づき」、市の実態に即した、市独自の対応を決定することとしました。
【施設使用・イベント実施】 暑さ指数ごとの対応方針
- 奈良市は、7月19日付けで、地域による気象条件の差異があるため、市内の暑さ指数情報提供2地点【奈良(東紀寺町)、針(都祁友田町)】のいずれかにおいて、翌日のWBGT予測値が35に達した場合に、その周辺地域の学校・バンビーホーム・保育園・幼稚園・こども園における臨時休業等の対応を発表しました。
- 本市では、さらに早い段階から現実的な対策を講じるため、市内の暑さ指数情報提供2地点のいずれかにおいて、14時時点に発表される翌日のWBGT予測値(最高値)が、「31」、「33」、「35」に達した場合に、その周辺地域に対し、以下の対応を行うこととします。
- なお、イベントに関しては、イベント開催時間の予測値(最高値)を基準とします。
【奈良市】暑さ指数31以上の熱中症予防方針(学校・バンビーホーム・保育園・幼稚園・こども園以外)

【参考】奈良市内の暑さ指数情報提供地点
- 奈良市ホームページで、14時時点の翌日の予測値を毎日公開(9月中旬まで)
- 2地点のうちいずれかが、「35」に達する場合は、防災スピーカーで周知

報道資料
【リリース資料】奈良市独自の施設使用・イベント実施に関する対応方針を決定 [PDFファイル/1021KB]
本件に関するお問い合わせ先
熱中症警戒情報の伝達に関すること
危機管理課(電話:0742-34-4930)
熱中症予防対策に関すること
医療政策課(電話:0742-93-8392)
観光施設・イベントに関すること
観光戦略課(電話:0742-34-4739)
スポーツ施設・イベントに関すること
スポーツ振興課(電話:0742-34-4862)
その他の公共施設・イベントに関すること
各担当課にお問合せください。
<外部リンク>
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