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朱雀門の扁額再生をガバメントクラウドファンディング(ふるさと納税)で!【市長会見】 (令和5年10月30日発表)

更新日:2023年10月30日更新 印刷ページ表示

100万円以上の寄附の方に、扁額の裏面に名前記載。11月1日から開始

平城宮跡の朱雀門が国によって復元された際、その門に掲げる扁額を奈良市が制作・設置しました。その後、経年劣化により「朱雀門」という文字が読みづらくなったことから、修繕費用を募るガバメントクラウドファンディング(ふるさと納税)を実施します。​

朱雀門 扁額再生を目指して

ふるなびクラウドファンディングへのリンク<外部リンク>

ふるさとチョイスGCFへのリンク<外部リンク>

トピックス

  • 朱雀門完成(平成10年)を記念し、その扁額を奈良市が設置。25年を経て修繕が必要となったため、ガバメントクラウドファンディングで協力を募る。募集はふるさと納税の「ふるさとチョイス」と「ふるなび」の2サイトを通じて実施。
  • 令和5年11月1日からの90日間で、1,000万円目標。今年度中に修繕および再設置を目指す。奈良市の事業を直接の対象とする「ガバメントクラウドファンディング」としては、今回の事業が初。
  • 100万円の寄付者については、市内外を問わず、そのご芳名を扁額背面に記載。そのほか、文化財課の専門職による特別ガイド付き見学会に参加可能。

実施の概要と目的​

​扁額設置の経緯​

平成10年、平城宮跡が世界遺産「古都奈良の文化財」のひとつとして登録されるとともに、平城宮の主要な建物のなかで、国により朱雀門が最初に復原されました。

奈良市では朱雀門完成を記念して、そのシンボルとして正面に掲げる「朱雀門」と大書した扁額を復元することを計画し、奈良市の書家・今井凌雪氏に揮毫をお願いしました。

形や彩色は奈良時代にふさわしい様式に倣い、縦271.4cm、横214.2cmの大きな扁額ができあがりました。額面は深みのある朱色で、堂々とした力強い漆黒の楷書「朱雀門」の三文字が彫り込まれています。

扁額の現状について

掲げられてから四半世紀、およそ25年が経ち、額面の退色が進んだことで、肝心の「朱雀門」の文字が読みづらくなっています。近年、朱雀門のすぐ南側には史跡公園が整備され、「朱雀門ひろば」がオープンするなどにぎわいを増しており、また「古都奈良の文化財」が世界遺産登録25周年を迎える節目の年でもあることから、市では扁額の修繕を計画し、その費用についてはガバメントクラウドファンディングにより、多くの皆さんにご協力をお願いすることにしました。​

朱雀門

扁額の画像(左:平成10年当時、右:現状)

ガバメントクラウドファンディング(ふるさと納税)について

奈良市の事業を直接の対象とするガバメントクラウドファンディングとしては、今回のものが初めてです。募集はふるさと納税のための「ふるさとチョイス」と「ふるなび」の2サイトを通じておこないます。​

ふるなびクラウドファンディングへのリンク<外部リンク>

ふるさとチョイスGCFへのリンク<外部リンク>

  • 実施期間 令和5年11月1日~令和6年1月29日(90日間)
    ふるなび…11月1日から開始  ふるさとチョイス…11月8日から開始
  • 目標金額 合計10,000,000円​
    (「ふるさとチョイス」6,000,000円・「ふるなび」4,000,000円)目標金額を上回った分のご寄付は、奈良市の文化財保護に活用​

​​寄附額… 100万円

  • ​扁額の背面に寄附者の方のお名前を記載
    特別に、扁額の裏面に寄附者のご芳名を記載いたします。奈良のシンボルである世界遺産・平城宮跡の朱雀門に皆様のお名前が刻まれます。市内の方、市外の方を問わず記載できます。​
  • 平城宮跡と周辺を専門家とめぐる・質問できる「オリジナル平城宮跡周辺ツアー」
    修理完了後の令和6年度に実施。通常は立ち入れない建物内部や周辺施設を、調査・整備に関するエピソードとともに巡ります。歴史の宝庫・奈良市で文化財に携わる文化財課の専門職員と一緒に、知的好奇心に満ちた時間を過ごしませんか。​

寄附額… 50・30・10万円

  • 平城宮跡と周辺を専門家とめぐる・質問できる「オリジナル平城宮跡周辺ツアー」
    ※その他、5万・1万・5,000円の設定もあり。返礼品等の設定はなし

朱雀門画像(朱雀門に名前を刻む。プロフェッショナルと巡る。)

​修繕内容

平成10年の製作・設置以来、初めての修繕です。扁額は2m以上の大きさで相当重いため、大型クレーン車を使って朱雀門からいったん降ろし、工房内に搬入してから古建築の彩色に精通した職人が額面の塗り直しをおこないます。​

実施期間

  1. 扁額の吊り降ろし 令和5年12月上旬の2週間程度(足場の組み上げ等を含む)​
    吊り降ろし後は、足場等は直ちに撤去​
  2. 額面の塗り直し 令和5年12月~令和6年2月(工房内での作業)
  3. ​扁額の再設置 令和6年2月下旬の2週間程度(足場の組み上げ等を含む)

​​予算

10,000,000円​

その他

​書家について

今井凌雪(いまい りょうせつ) (1922-2011)

書家。奈良市出身。筑波大学名誉教授。恩賜賞・日本芸術院賞受賞、勲三等瑞宝章を受章するなど、現代書壇を代表する巨匠。文部科学省の省名表札や、黒澤明監督の映画「乱」、「夢」の題字なども揮毫。2022年に生誕100年を迎えた。

報道資料

【リリース資料】【朱雀門の扁額再生をガバメントクラウドファンディング(ふるさと納税)で!】(令和5年10月30日発表) [PDFファイル/1.1MB]

本件に関するお問い合わせ先

奈良市 教育部 文化財課
TEL:0742-34-5369

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