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奈良市内のキッズパーク整備の第一弾として、柏木公園にキッズパークがオープンしました。奈良市は奈良市公園マネジメント基本計画で「日常に公園のある暮らし」を掲げ、地域を元気にする公園の利活用を模索してきました。
また本市は、2022年に「年少人口(0~14歳)の転入超過数」が関西1位になる等、「子育てしたい街・しやすい街」としての知名度が高まっています。
今後さらに、子育て世代や市民の皆さんにとって魅力的な街となるべく、まずは柏木公園を皮切りとして、キッズパークの拡充を図っていきます。
柏木公園(奈良市柏木町255番地の1)は、敷地面積:29,900平方メートルで、球技場、テニスコート、遊具広場、駐車場を有しています。設置から約40年を経て公園施設も経年劣化し、様々な課題を抱えていました(写真は2018年頃の様子)。
▲整備前
▲整備前
▲整備前
▲整備前
整備を行った結果、明るく子どもたちが集う広がりのある空間が完成。2箇所の駐車場設置により、グラウンドと駐車場が近くなり、利便性も向上しました。さらに多目的トイレやおむつ取り換え台、インクルーシブ遊具の設置等、バリアフリーにも配慮。子どもだけでなく、だれでも気兼ねなく利用できる時代に即した公園へと変わりました。公園を整備することで、周辺人口が増える、若い世帯の流入が増える等地域にも貢献することが期待されます。
▲キッズパーク(ネットクライミング)
▲キッズパーク(大型複合遊具)
▲キッズパーク(オムニスピナー)
▲駐車場とトイレ
▲トイレ
▲北側駐車場
▲整備場所
奈良市では、現在の都市公園等の利用状況や市民ニーズ等から奈良市の都市公園等が抱えている課題を把握するとともに、社会を取り巻く状況やニーズの変化に対応した「新たな時代に向けた都市公園等のあり方に関する基本的な考え」を取りまとめ、それを実現するための基本方針を検討する「奈良市公園マネジメント基本計画」を2022年に策定しました。
本計画では、以下の将来像の達成を目標とし、都市公園等のマネジメントに取り組みます。
将来像 日常に公園のある暮らし
共生社会(インクルーシブ社会)の実現、ニューノーマル時代への対応、SDGs達成に向けた取り組み、高齢者の健康促進のための公園づくり等、近年注目されている社会動向も考慮した計画となっています。
都市公園等のマネジメントを考えるにあたり、子どもの積極的な参加を促します。奈良市では、子どもにやさしいまちづくりや子どもに関する施策について、子どもが意見表明をし、参加する場として「奈良市子ども会議」を設置しています。
2018(平成30)年度には、「子どもの遊び場」について話し合いをし、その結果を基に、社会実験イベント「まちの食卓」が実施されるとともに、令和4年度以降の「子どもセンターへの屋外広場の設置」や「移動あそび場事業」といった施策につながっています。今後も、子どもの意見を取り入れながら、子どもがのびのびと利用できる遊び場や公園の在り方について検討していきます。
これまでの行政主体の取組だけでなく、公民連携で都市公園等を一層柔軟に使いこなす新たな発想や仕組みを取り入れ、個性と魅力ある公園空間を創出するため、公園の暫定利用事業を募集する「奈良市トライアル・サウンディング」を実施しています。
学生主体の「未来の大人がつくる!PARK MARKET」(令和5年5月28日 右京三丁目1号街区公園)
※令和5年9月29日(金曜日)15時ー21時、平城第3号近隣公園「奈良市公園夢プロジェクト ミニお月見祭り×gratia宵酔公宴」開催
公園の遊具が壊れていたり、木が枯れているのに気付いた場合、スマートフォンから写真と位置を投稿することができます。このタイムリー通報により迅速な対応が可能となります。
(参考:9月27日現在、施設通報23件、樹木通報7件 合計30件)
奈良市 都市整備部 公園緑地課
TEL:0742-34‐4916