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奈良市は、警報等発表における二次細分区域(※)を東西に2分割していただくよう12月20日奈良市長が気象庁を訪問し気象庁長官あて要望書を提出しました。
本市は、市街地・平地や丘陵部が中心の「西エリア」と山間部が中心の「東エリア」の2つの地域に大別されます。しかし、現在、気象庁の警報等の発表は市全域が対象のため、「東エリア」のみに発生した土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)により、「西エリア」を含めた市内全域に大雨警報や土砂災害警戒情報が頻繁に発表されています。
このことにより、気象情報・緊急情報の信頼性の低下をもたらし、避難情報が住民の避難行動につながらないおそれがあるほか、警報に伴うイベント中止や休校・休園などによる市民生活への影響も大きく、市民の皆様からも警報などの発表エリアを東西で分割してほしいとの声が多数寄せられています。
今回の要望書提出により、本市における二次細分区域分割の早期の実現を図り、それにより市民サービスの向上とともに、防災気象情報への信頼性の確保、命を守るための早めの避難行動につながることを期待しています。
(12月20日、市長が気象庁を訪問し、気象庁の長谷川長官に要望書を提出
気象庁の酒井 気象リスク対策課長、本市 危機管理監が同席)
※
■一次細分区域
天気予報を定常的に細分して行う区域。
気象特性、災害特性及び地理的特性により分割。
■二次細分区域
気象警報・注意報の発表に用いる区域。
市町村を原則とするが、一部市町村を分割して設定している場合がある。
県内では、五條市が北部・南部に二次細分区域が分割されている。
実情に沿った警報発表に向けて 警報等発表の二次細分区域分割への要望書を提出 [PDFファイル/1.01MB]
本市における二次細分区域の分割に関する要望書 [PDFファイル/756KB]
危機管理監 危機管理課
TEL:0742-34-4930