【市長会見】 令和2年奈良市合計特殊出生率について（令和3年12月23日発表）

奈良市の令和2年の合計特殊出生率が、昨年の1.23ポイントから0.03ポイント減少し、1.20ポイントとなりました。合計特殊出生率は全国で減少しており、1.34（前年比0.02ポイント減）、奈良県においても減少しており、1.26（前年比0.05ポイント減）となっています。

本市では、出生率は減少しているものの、0～14歳の転入超過数は＋357名となっており、全国17位、関西4位になっています。特に0～4歳は199名の転入超過と大変に高くなっています。

これは、奈良市で出産する方は全国的な傾向と同じく減少しているものの、子育て世帯のニーズを把握し実行してきた本市の施策が、一定評価されたものと考えられます。

引き続き、子育て世代のニーズを分析し、第2子、第3子と産み育てやすい子育て環境の充実を図ります。

トピックス

• 令和2年の本市における合計特殊出生率は、1.20（令和元年の1.23から 0.03ポイント減）である。
• 女性人口(15歳～49歳)が67,446人（令和元年68,851人）で前年より1,405人減少しており、出生数は2,057人（令和元年2,160人、前年比103人減）で、年齢別では35～39歳の年齢階級で大きく減少した。　
• 本市では、手ぶら登園（おむつサブスク化）や小中学校の完全給食化など、働く親の負担を軽減する取り組みを導入しており、共働きで子育てしやすい街ランキング関西第2位、全国第17位（「日経xwoman」調べ）との評価をいただいた。

1　令和2年合計特殊出生率…1.20

合計特殊出生率とは、女性が出産可能な年齢を15歳～49歳と定義し、それぞれの出生率を出し、足し合わせることで人口構成の偏りを排除し、一人の女性が一生に産む子供の平均数を示したものです。

※合計特殊出生率の算出に用いた15歳及び49歳の出生数にはそれぞれ14歳以下、50歳以上を含む。

2　合計特殊出生率の推移（図表）

※奈良県及び全国の数値は厚生労働省の発表概数

3　出生数および女性人口（15～49歳）の推移（図表）

※女性人口については、奈良市の住民基本台帳(10月1日現在)に基づく数字を使用

4　母の年齢（5歳階級）別第1子出生数の推移

（1）母の年齢（5歳階級）別第1子出生数の推移（図表）

（2）母の年齢（5歳階級）別第1子出生数の構成比率推移（図表）

5　第1子出生平均年齢と女性の平均初婚年齢の推移（図表）

6　奈良市の社会増減の推移（外国人を含む総数）

過去5年間の年齢別社会増減の推移（日本人のみ）

出典：住民基本台帳人口移動報告
※当該統計は外国人の値が過去数年のみのため日本人の数値にて作表

報道資料​

【リリース資料】令和2年奈良市合計特殊出生率について [PDFファイル／1.25MB]

本件に関するお問い合わせ先

健康医療部　保健所　保健衛生課
TEL：0742-93-8395