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奈良市では、車に頼らない快適で持続可能なまちづくりを考え、イベントを通して、対象の地域内で車を使わない空間を創り体感してもらう「モビリティウィーク&カーフリーデーなら」を実施します。
奈良市での取組は、モビリティウィーク&カーフリーデー日本アワード2018において、まちづくり貢献賞、カーフリーデーベストショット賞をダブル受賞しました!
「モビリティウィーク&カーフリーデー」は、地球温暖化や大気汚染、渋滞など、都市部における車中心の生活から引き起こされる諸問題を解決し、持続可能な移動手段へと転換を目指すため、ヨーロッパを中心に昨年は世界で約2700都市が参加しています。
普段、マイカーを使う市民のみなさん、また近隣商店、観光客のみなさんに参加していただき、「奈良は車に乗らない方が暮らしやすい」「車がない方がお客さんが増えた」「奈良は車で来なくても楽しい」を体感してもらうことを目的としています。
令和元年9月17日(火曜日)~9月20日(金曜日)
市役所1階連絡通路にて実施
ウォーキングイベント、自転車イベント
JR奈良駅東口広場
午前11時~午後4時
三条通り
午前11時~正午、午後2時半~3時
JR奈良駅前交差点から上三条町まで(約500m)
当日会場にマップを掲示、「安全に歩いて・自転車で楽しめる奈良」を書き込んでもらいます。
集まった意見をふまえて、未来の奈良のまちの姿を一緒に考えましょう!
三条通りに都祁森林組合のご協力により間伐材を使った木のベンチをイベント時間中に設置します。
普段は座ることのない場所で、車のない空間をゆっくり感じてみませんか。
COOL CHOICE啓発コーナー、自転車の乗り方啓発
自転車と歩く“なら”みどころマップの紹介、
春日山原始林の保全活動の紹介 等
(無料)自転車発電体験コーナー、ミニトマトすくい、シェアバイクのパネル展示、使用方法と乗車体験
(有料)えんぴつ型ストラップづくり、瓢箪を使ったクラフト体験
地産地消のブース 等
500円(バス乗車代除く)
10名(先着順)
JR奈良駅から乗合バスで奈良公園バスターミナルへ。
屋上からの奈良の風景を楽しんだ後、奈良公園の巨樹を巡りながら三条通りを下り、JR奈良駅前まで戻ります。
正午~午後2時半頃
無料(昼食を希望する場合:700円)
15名(先着順、令和元年9月16日までに要申込)
三条通り→率川神社(市内の小学校で栽培した菜の花から搾油した菜種油の奉納)→鎮宅霊符神社→奈良町散策→元興寺塔跡→御霊神社→飛鳥神社→JR京終駅→お弁当(京終駅にて)解散
午前10時40分集合~午後1時頃
参加費無料、当日申込(午後3時まで)、各自出発
イベント会場で配布の地図に掲載のスポット(全9か所)と同じ場所の写真を集めてまわりましょう!
4つ以上集めてゴールし、アンケートに答えた方にはエコグッズプレゼント。
全スポット制覇の方にはプラス景品もアリ(先着10名)。
※走りやすい推奨ルートの地図をお渡しします。(全ルート約12km)
※イベント会場で会員登録し、会場周辺でシェア自転車を借りることも出来ます。
モビリティウィーク&カーフリーデーなら実行委員会
奈良市(環境政策課・都市政策課・観光戦略課)、奈良県地球温暖化防止活動推進センター、特定非営利活動法人奈良ストップ温暖化の会(NASO)、奈良県環境県民フォーラム、奈良市地球温暖化対策地域協議会、奈良交通株式会社、株式会社奈良シティエフエムコミュニケーションズ
「モビリティウィーク&カーフリーデーなら」実行委員会負担金 1,500千円
日本での初実施は2004年(平成16年)に横浜市・松本市・名古屋市の3都市で、2018年(平成30年)には11都市(仙台市、さいたま市、横浜市、松本市、金沢市、福井市、豊橋市、京都市、大阪市、奈良市、那覇市)で実施しました。
2019年(令和元)は、12都市(仙台市、さいたま市、横浜市、逗子市、松本市、金沢市、福井市、豊橋市、京都市、大阪市、奈良市、那覇市)で実施予定。
ヨーロッパでは、毎年9月16日~22日に「ヨーロッパモビリティウィーク(※1)」という社会的なイベントが行われています。
環境問題を都市交通の面から対処していくため、また街に人中心の賑わいを創り出していくため、「車の使い方」を見直そうというものです。街本来のあり方を社会啓発し、車優先社会からの価値観の転換に向けた取組で、カーフリーデー(※2)はこのプロジェクトの中心イベントとなっています。
2002年から実施されているカーフリーデーを発展させた欧州委員会(環境総局)のプロジェクトです。
カーフリーデーの前一週間を都市交通について考える交通週間として位置づけ、新しい交通施策を展開する機会となっています。
毎年決められるテーマに従い、まる一週間、公共交通機関・自転車・生活道路等を考える催しが日替わりで行われます。
1997年にフランスで行われた「車のない日」が発端となっている、車と都市・車と地球環境・車と都市文化を考える1日です。
街では車に頼らなくても日常生活には支障がないことを実感してもらうために、都心部において1日マイカーを使わない地区を創り出し、市民一人ひとりが車のない都市環境を体験しその変化を実感します。
1998年からフランス、2000年からはEUのプロジェクトになりました。