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72回目の広島・長崎原爆の日、そして終戦の日を迎えました。この原稿を書いている今も、不穏な国際情勢を伝えるニュースが飛び込んできますが、世界の主要メディアに比べ我が国の取り扱いは格段に少ないように感じます。
戦争というものには、当事者同士の実際の理由や言い分だけでなく、有事を期待する産業などの存在も、私たちをその不安に陥れる要因の一つとしてあると思います。目下世界がその動向に注目する、半島の指導者の主義主張や手法論の是非はともかく、誰も止めることが出来ない事態を生じさせないために、私たちは何ができるのか-1300年の外交交流の蓄積を持つまちとしての責任を感じます。
戦争を知らない世代が国民の大半と言われる時代となりましたが、「戦後」という年月のカウントが途絶えることの無いようにと切に願うばかりです。