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先日、東大寺で行われた地方創生に関するシンポジウムで、オーストリアのリンツにあるアルスエレクトロニカの取り組みを聞く機会がありました。
ここには世界中から芸術家や研究者が集まり、革新的で創造性に溢れるプロジェクトを仕掛けています。例えばLEDを搭載した100台のドローンを同時に飛ばして夜空に絵を描くパフォーマンスもそのひとつ。荒唐無稽と思えるようなことでも、近い将来人類の発展に欠かすことのできない技術が埋もれている可能性は十分にあります。
私たちの暮らす奈良も、1300年前は恐らく日本で最も創造的で勢いのあるまちだったはず。これまでの1300年とこれからの1300年。そんな大きな視点で物事を構想できることも奈良の強みです。奈良に来れば想像力が加速する、そんな場を世界の人たちに提供できればと思います。