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市長コラム 平成27年9月号

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

 みなさんは市役所本庁舎の屋上にある大きな鐘をご存じでしょうか。他市の庁舎ではあまり見かけないこの鐘は本格的な作りで、「平和の鐘」と呼ばれています。

 当時、市民の浄財を集めて建立したこの鐘は、毎年、広島・長崎に原爆が投下された時間に撞くことでも知られています。

 また、趣旨に賛同していただいた市内の各寺院でも同時刻に鐘を撞き、平和を祈る取組が行われています。これは奈良市が非核平和都市宣言を行った街というだけでなく、1300年前から鎮護国家と恒久平和を祈り続けてきた都市としての特徴でもあります。

 戦後70年を迎えた今年は、特に戦争体験者の高齢化に伴う記憶の風化が課題となっており、「戦後」を継続する一層の努力が全ての世代に求められています。