本文
奈良市ではこの4月から、新規転入者を対象とした無料観光ガイドを行っています。観光ボランティアが「先輩住民」として温かくもてなすこの事業「史跡・名勝をめぐるウェルカムサービス」は大変好評をいただいております。
転入者といえば、仕事や学校の都合で転居する方を想像しますが、中には1年間奈良に居を構えてじっくり観光をしたいと言う方もおられます。逆に言えばそれほど見るべき物があるまちだということです。「奈良は鹿と大仏だけ」と揶揄されることもありますが、奥深い魅力は「知る人ぞ知る」状態で、まだまだ知れ渡っていないのが課題です。
私は以前より、奈良の人が「奈良にうまいものなし」と自分のまちを批判的に紹介することが気になっていました。一方、最近はミシュランガイドの星を取る店や、夜遅くまで営業している店も増えています。意外にその変化に気づいていないのは、私たち地元住民なのかもしれません。
まずは奈良をもっと知り、「我がまちは素晴らしい。ぜひお越しを!」と胸を張ってPRすることから始めませんか?