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今回発生した市の現役管理職2名による公金(税の延滞金)着服事件につきましては、市民の皆様の信頼を大きく裏切ることとなり、心から深くお詫び申し上げます。
行政は市民との信頼関係で成り立っているものです。その中で今回、特に指導監督する立場にある管理職がこのような不祥事を起こしたことは、断じて許されることではありません。これまでも奈良市では、現業職員の中抜け問題や長期病休問題、親族企業への公共工事の発注口利き等、常識では考えらないような不祥事が続いてきました。私も就任以来、これらの体質改善が急務と捉え、事なかれ主義の排除や身内に甘い調査や評価を避けるため、今年7月にはガバナンス推進課、8月にはガバナンス監視委員会を設置しました。今回はその矢先の事件だけに、大きな衝撃として受け止めています。
既に2名につきましては8月18日付けで懲戒免職処分と致しましたが、今後は一刻も早い信頼回復に向け、警察とも連携を図りながら、事実の徹底究明と再発防止、チェック体制の見直しに全力を挙げて参ります。