本文
ガソリンもさることながら、玉ねぎ等の生鮮食料品の高騰に、家計が悲鳴を上げているご家庭も多いのではないでしょうか。円安やロシアのウクライナ侵攻、また天候不順等、さまざまな要因が考えられますが、私たちの暮らしが世界とのつながりの中で維持されていることを実感します。冷蔵庫の中をのぞいて見ても、遠く離れた土地からいかに多くの産物が届いているかが分かります。
一方で、地産地消をはじめとした「ローカル回帰」とも言うべき現象は、農作物だけでなくエネルギー問題にも浸透してきています。先日、市内で開設された「市民共同発電所」もその一つ。地域住民がお金を出し合って、高齢者や障害者が利用する施設等の屋根に、ソーラーパネルを設置するこの取り組みは、これまでに3か所が稼働しており、市も一部費用を補助しています。蓄電池もセットですので、災害時にも安心です。
足下の暮らしから地球の未来を変えようとする取り組みが加速しています。