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平成28年2月13日(土曜日)に、第5回「交流の集い」が、今年も「なら100年会館」を会場に開催されました。関係者の方々をはじめ、一般市民の皆様など600名を超えるご参加をいただきました。あいにくの雨にもかかわらず会場内は、活気に満ち溢れ地域教育への関心の高さがうかがえる一日となりました。
「地域で育てる 地域でつながる」
-広げよう 続けよう 人も地域も育つネットワークづくり-
市内全21中学校区で中学校区単位に設置されている地域教育協議会が主体となって実施している「地域で決める学校予算事業」や「放課後子ども教室推進事業」の成果や課題について情報交換を行い、互いに交流を行いました。
平城西放課後子ども教室での活動に登美ヶ丘中学校の生徒さんも交えての合奏となりました。曲目は「ひなまつり」「世界に一つだけの花」「ふるさと」で、会場から大きな拍手が送られました。
<実行委員長の挨拶>
<奈良市長の挨拶>
平成26年度 「優れた『地域による学校支援活動』推進」にかかる文部科学大臣表彰を受賞した「登美ヶ丘中学校区地域教育協議会」から取組について発表がありました。
地元秋篠川に蛍を呼び戻す取組「ホタルフェスタ」や学校と地域をつなぐ目的で作成している地域カレンダーに広告を掲載するなど、学校園支援組織の自立を模索する活動事例は、地域にも浸透し協議会の知名度を向上させる方策として高い評価を受けています。
各地域教育協議会の取組をまとめた資料をパネルに貼った各ブースで、ポスターセッションが行われました。
それぞれの地域の特色があふれた発表となり、会場は活気に包まれました。
参加企業・団体の取組を自校区の活動に取り入れようと情報収集をされている方々、他の地域の協議会の活動を学ぼうと意見交換をされている方々など、様々な交流が行われていました。
今年度の「交流の集い」は、「社会力を身につけた子どもたちを育てること」を目指した交流を行うことを開催趣旨としていました。会場に『社会力の樹』を設置し、来場者それぞれが考える「子どもたちに身につけてほしい社会力」を、葉っぱ型のメッセージカードに書いていただき、『社会力の樹』に貼り付けていただくという新たな試みを行ったところ、100人を超える方々のメッセージをいただきました。皆さま、ありがとうございました!
済美放課後子ども教室で活動する総勢40名の皆さん。元気よく踊ってくれました。
文部科学省生涯学習政策局社会教育課地域・学校支援推進室長に「交流の集い」全体を詳しく見ていただきました。
地域教育協議会を中心とした地域の方々による多種多様な学校支援の取組、コーディネーターの方々の活発な活動は、全国でも先進的なものであるため、今後ますますの継続発展を期待している旨のご講評をいただきました。
各地域教育協議会の特色のある取組のスライド上映を行いながら、30秒で自校区をアピールしました。
また、今年も各地域教育協議会から校区の特色を生かした素敵なプレゼントが準備され、当選者は大喜びでした。
最後は、参加者全員による大合唱で、会場が一体となった中、第5回「交流の集い」は幕を閉じました。