本文
奈良市では、ごみの量を減らすことで、循環型社会の形成を目指しています。ごみの量が減ると、収集や焼却の際の環境負荷が軽減されるとともに、埋め立てられる最終処分量も減ります。家庭から出るごみは、日頃の生活の中のちょっとした心がけで減らすことができます。このページでは3Rをもとに、家庭から出るごみの減量法を紹介します。また、奈良市で毎月発行している『しみんだより』では「ごみ減量コラム」を掲載し、市民の皆さんに分かりやすく、家庭でのごみ減量方法などを紹介しています。あわせてご覧ください。ごみ減量コラムはこちらから
3Rとは
1.リデュース(Reduce)Reduce:不要な物を買わない、もらわない。
2.リユース(Reuse):ごみとして捨てずにもう一度使う。
3.リサイクル(Recycle):資源として再利用する。
の3つの英単語の頭文字のRをとって作られた言葉で、ごみの量を減らすために非常に重要な取り組みのことです。
・買いすぎやもらいすぎに気を付けましょう
買い物に行く前に冷蔵庫や買い置き品をチェックし、必要なものだけ買う習慣をつけましょう。また、不要な時は箸やおしぼりなども断ることでごみになるものを減らすことができます。
・使い捨てを控えましょう
買い物の際はマイバッグを持参し、過剰な包装を断ればごみになるものを家の中に持ち込まずにすみます。また、詰め替え製品を買うことや、ペットボトルではなくマイボトルを使うこともごみの発生抑制につながります。
不要になったものはすぐに捨てるのではなく、売ったり譲ったりするか、別の用途で使用することで再利用し、使い捨てはなるべく控えましょう。
・食べ物は残さず食べきりましょう
令和2年度の家庭系可燃ごみの組成分析結果によると、奈良市の可燃ごみの約8%が食品ロス、約38%が調理くずとなっています。また、日本では、国民一人当たり毎日お茶碗一杯分の食べ物を捨てていることになると推計されています。(環境省・経済産業省の発表より)
「奈良市HP「家庭系可燃ごみの組成分析」 https://www.city.nara.lg.jp/site/gomi-syusyu/9070.html
・雑がみの分別をしましょう
・同じく、令和2年度の家庭系可燃ごみの組成分析によると、可燃ごみの中に再生可能な紙類が約16%含まれています。紙パックや段ボール、新聞紙などと同じように、ティッシュやお菓子の箱、トイレットペーパーの芯、会社や学校で使うプリントなども雑がみとして分別すれば再生利用することができます。分別して出す際は、紙袋にこれらの紙類を集め、ある程度たまったら排出するというやり方をおすすめしています。その際、プラスチック製のものではなく紙製の紐を使用して縛るとすべての素材を再利用することができ、再生率が上がります。
奈良市HP「【雑がみ】は分別・リサイクル!」https://www.city.nara.lg.jp/site/gomi-syusyu/6248.html
雑がみの集め方 [JPGファイル/99KB]
雑がみの集め方 [JPGファイル/117KB]
・衣類について改めて考えましょう
環境省の発表によると、低価格の衣類を短いサイクルで消費するファストファッションの隆盛に伴い、2019年の衣服の供給量が1990年の1.7倍(年間約35億着)に増えています。衣類を大量に買ってすぐに捨てる生活を見直しましょう。また、一年間に一回も着られていない服が一人あたり25枚もあります。衣類の生産、流通の際には大きな環境負荷がかかっているということを理解し、一人ひとりの生活を見つめ直しましょう。
環境省HP「サステナブルファッション」 https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/<外部リンク>
・リサイクル品を選択しましょう
現在、多くの商品が一度使われたプラスチックや紙類、金属などを再利用して生産されています。新品の原料だけで作られている製品ではなく、再生利用品を購入することで、主な原料である石油やパルプの使用量が減ります。