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家庭系可燃ごみの組成分析

更新日:2023年3月29日更新 印刷ページ表示

奈良市家庭系可燃ごみの組成分析結果について

本市では家庭から出る燃やせるごみを対象に、毎年度ごみの種類と構成割合を調査し、組成分析結果を公開しています。

家庭系可燃ごみ組成分析結果の推移(重量比)

令和4年度・令和5年度グラフ

 

項目 令和4年度 比率(%) 令和5年度 比率(%)
生ごみ(食品ロス) 3.56% 3.59%
生ごみ(調理くず等) 37.75%    43%
紙類(再生可) 13.38% 14.21%
紙類(再生不可) 21.89% 18.26%
プラスチック類 13.25%   8.33%
その他 10.17% 12.61%
小計 100.00% 100.00%

※地域差を平準化するため市内数カ所から複数回ごみを採取。表はその平均値である。

※その他:繊維類、草木類、金属類、びん・ガラス類、ゴム・皮革類、陶磁器類、有害ごみ等

 

令和5年度の生ごみの比率は、令和4年度に比べ約5ポイント増加しています。構成比率の変動を見ると、生ごみのうち、手つかず食品と食べ残しのいわゆる「食品ロス」の比率にほとんど変化は見られませんでしたが、調理くず等の比率が増加していました。「食品ロスの削減の推進に関する法律」(令和元年10月1日施行)に基づく近年の食品ロスへの関心の高まりや広く周知・広報等の取組みがなされた結果、食品ロスが減少したことから、食品ロスを除く生ごみの比率が増加していると考えられます。燃やせるごみの最も多くを占める「生ごみ」の減少のため、引き続き食品ロス削減に努めていただくとともに、多くの栄養素が含まれる野菜の皮の活用など、これまで調理くずとして捨てていた部分を減らすよう取り組んでいただきますようお願いいたします。

生ごみを減らす取り組みhttps://www.city.nara.lg.jp/site/gomi-syusyu/76945.html

 

今年度の紙類は、前年度に比べ、再生可能な紙類が増加し、再資源化できない紙類は減少しています。紙類のうち再生可能な紙類のみが占める比率についてみると、令和4年度は約13%で令和5年度は約14%となっており、約1ポイント増加しています。本市では雑がみの分別・リサイクルを推進しております。引き続き分別排出の徹底に努めていただきますようお願いします。

雑がみを減らす取り組みに関しては https://cms.city.nara.lg.jp/site/gomi-syusyu/6248.html

 

また、令和4年度のプラスチック類の比率は約13.25%でしたが、令和5年度は約8.33%となっており、約5ポイント減少しています。これは市民の皆様がプラスチック製容器包装の分別を徹底していただいていること、2022年4月に施行されたプラスチック資源循環促進法を受け、プラスチック製容器包装の使用が減っていることが要因であると考えられます。本市では引き続き、分別の徹底の広報を続けるとともに、市民の皆様にも引き続き分別の徹底をお願いいたします。

引き続きごみの減量にご協力いただきますようよろしくお願いいたします。