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古都奈良を環境先進都市へ

ページID:0207871 更新日:2024年6月1日更新 印刷ページ表示

新クリーンセンター施設整備基本計画(案)

奈良市内から発生する燃やせるごみ、燃やせないごみ、大型ごみなどを処理してる環境清美工場は、稼働開始から約40年が経過し、老朽化により効率的な処理ができないことが問題となっています。

 そのため、奈良市では令和14年度を目標に新しい処理施設である新クリーンセンター建設を計画しています。

令和6年3月に新クリーンセンター施設整備基本計画(案)を公表しました。

まちづくりビジョン ごみイコール資源と価値観を転換し、限りある資源の循環を通して、私たちの暮らしを将来にわたって持続可能なものにします。

この基本方針をもとに、地球にやさしく魅力ある都市を構築し、住みやすく・働きがいのあるまちを目指します。

内容についてご説明します。

イメージパース

ポイント1「熱エネルギーを再利用」約76,000トン※のごみから、1万世帯分の電力へ

地域エネルギーセンターでは、ごみの焼却時に発生する熱を利用して、発電します。
年間約40,000メガワットアワーの電気を発電できる予定です。
施設内の電力を賄うだけでなく、残った電力の売電や近隣地域への提供を行います。

※2032年度に想定する年間計画ごみ処理量

新センターの焼却の流れ

ごみ処理フローチャート

ポイント2「身近に循環を」焼却ごみの約4割を占める、生ごみ等の食品残さを再資源化

新センターでは、ごみ処理から生まれた熱・電気エネルギーで施設運営を賄い、敷地内では食品残さからできた堆肥で農作物を育て、地域で食すというサイクルを構築します。
地域の生産者と直接つながるマーケットや子どもの遊び場も作ることで、多世代に親しまれる場所とする予定です。
また、循環型社会を体験できる施設として次世代の学びの場を創造し、周辺エリアの活性化につなげます。

生ごみ等の再資源化

生ゴミの再資源化

ポイント3「災害に強いセンター」強じんで、災害時にはエネルギー供給や、地域住民が一時的に避難できる施設に

・火力発電所の耐震設計規定の一部に基づくことで、頑丈な施設に
・保存食や水、毛布等を備蓄
・停電時も施設内で電気供給が可能。照明や冷暖房の他、スマートフォン等の充電スポットも整備
・ごみの搬入出口を2階以上等に設置。主要な設備は浸水の恐れなし
・周辺の雨水を貯留する防災調整池を整備し、地域の浸水リスクを軽減

 

最新技術で自然&暮らしにやさしく

新クリーンセンターは最新技術を導入する事で自然環境・住環境にやさしい施設を実現します。

 

新クリーンセンター建設による財政効果

現在の老朽化した施設から、新施設に生まれ変わることで、年間約13.5億円削減できる見込みです。さらに、売電収益が年間約3.7億円見込まれます。

新センター経費比較表

※現工場は、令和5年度予算額で算定しました。新施設は、運営を民間委託した場合を想定しています。