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高齢者を対象としたAI相談事業に関する実証実験の結果報告
近年、高齢者人口が増え続けているなかで、不安や孤独感を抱えている高齢者や、認知症等に関する相談件数が増加しています。一方で、相談窓口の対応時間が平日の日中に限られることや、専門機関への相談に心理的なハードルがあることなどが障壁となり、誰かに話を聴いてほしいと思いつつも躊躇してしまう方が少なくないのが現状です。
そこで、より気軽なアクセスと早期支援の実現により地域での孤立を防ぐことを目的として、高齢者やそのご家族を対象に、生成AIによる24時間365日の自動応答と専門職員による有人相談を組み合わせたハイブリッド型相談窓口の実証実験を令和7年度に実施いたしました。その結果がまとまりましたので、報告いたします。
実証実験の概要
対象者
奈良市在住で、孤独孤立及び、認知症(疑いも含む)等に関する不安や悩みについて相談したい方
実施期間
令和7年12月4日から令和8年3月31日
サービス内容
SNS「LINE」を活用して実施。生成AIによる自動応答は24時間365日、有人相談は平日9時~17時。
実証実験の結果分析
・具体的な悩みから日常生活の些細なことまで、気を遣わず打ち明けられるツールとして活用された。
・ユーザーの約43%が70歳以上と、AI相談が高齢者にとって高い障壁となっていないことが伺える。
・自分の都合がつくときに相談することが出来る点がユーザーから評価を得ていた。
➡ AI相談は、悩みを打ち明けることへの心理的ハードルを下げるとともに、孤独感の解消にも寄与することが示唆された。従来の窓口では拾い上げることが難しかった潜在的な相談ニーズに対してアプローチできる可能性が検証できた。
