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令和3年度奈良の食コラム

ページID:0125622 更新日:2022年3月1日更新 印刷ページ表示

奈良の食コラムとは

奈良の食の魅力を発信することを目的に毎月更新しています。奈良の食コラムは、しみんだよりでも掲載しています。コラム記事は、農政課・奈良市食育ネット参加団体・市の関係部署が担当します。

奈良の自慢 新しいイチゴ「奈乃華(なのか)」

令和2年に品種登録の出願が行われた、新しい奈良のイチゴ「奈乃華」(県農業研究開発センターで誕生)。糖度と酸度が高く、バランスの良い食味と適度な硬さの果肉がその特長です。現在は県内でのみ生産され、まだまだ生産量は少ないですが、見かけた際はぜひ食べてみてください。

農家さんの声

  • 甘くてしっかりとしたものを見分けるポイントは、イチゴの「がく」。ピンとしていて濃い緑色のものがおいしい印。
  • 奈乃華は日持ちが良いので、収穫後数日経っても果実がしっかりしています。
  • 奈乃華は12月初旬から食べることができ、4月以降の食味も良好です。その中でも一番の旬は2~3月です。

問合せ…農政課(電話番号34-5142)

なのか

知ればもっと美味しい〜食材が食卓に並ぶまで〜

市食育ネット参加団体であるコープ自然派奈良では、食の安全と食文化を守り、地域農業の発展につなげる取り組みとして、農業体験や食育講座、地元産の食材を選べるカタログの作成等、暮らしの中でできることを発信しています。その中でも、親子で参加できる大和野菜の収穫体験は人気のイベント。農家さんから直接野菜の育て方等の話を聞き、自分で収穫した大和野菜は別格のおいしさです。
コープ自然派奈良では、今後も生産者さんと共同で、四季折々のイベントを実施していきます。みなさんも日頃から口にする食材がどのように作られているのか、どのように食べられてきたのかを知り、私達が自然の一部として暮らしていることを感じてみませんか。

問合せ先…農政課(電話番号:34ー5142)

味間いも
味間いも掘り

1月 冬場限定「まるでフルーツ」な大和完熟ほうれん草

真冬の寒さが厳しい市東部地域では、大和伝統野菜の大和寒熟ほうれん草が生産されています。「大和寒熟」として認められるのは、糖度が10度以上のものだけ。冬限定の特別な味わいを、ぜひ一度食べてください。

農家さんの声
・1月上旬から2月下旬までの期間限定で収穫される“冬のほうれん草”。寒さにあててじっくり育成させることで、甘味や旨味がグンと高まります。
・シンプルにサッと湯がくお浸しが、甘味が際立つオススメの食べ方です。
・一般的なほうれん草よりも5度程度高い糖度が特長。まるでフルーツのような甘さです。

紹介している農産物は、下記の店舗で購入できます。(入荷状況の問合せは各店舗へ)

市東部地域直売所情報
JAならけん「まほろばキッチン」

問合せ…農政課(電話番号34-5142)

大和完熟ほうれん草

大和完熟ほうれん草_全体

12月 歴史から知る料理の魅力

県日本調理技能士会(市食育ネット参加団体)は、食文化の継承を目的に小中学校での講話を行っています。中でも人気のお話は、わが国の伝統料理“懐石”。僧侶が修行中に、温めた石を懐に入れて夜の寒さと空腹をしのいだことから、簡素な料理を“懐石”と呼ぶようになった、というものです。もともとは一汁二菜程度の料理を懐石と呼んでいましたが、茶の湯文化に取り入れたことで、主人が客人をもてなすための凝った料理を示す言葉へと変化していった、と言われています。
食文化の背景にある歴史を知ると、料理を味わう際の気持ちが豊かになります。奈良には、奈良漬け、茶がゆ、のっぺ等、数々の歴史ある料理が伝わっています。皆さんも今一度、伝統料理や郷土料理を見直してみませんか。

問合せ…農政課(電話番号34-5142)

懐石料理茶がゆ

11月 美容と健康にうれしい栄養たっぷり「菊芋」の季節到来

この時期、直売所等に並ぶ注目の農産物「菊芋」を知っていますか。冬の気配が近づいてきた11月からが旬の時期。レンコンのようなシャキシャキの食感が特徴です。

農家さんの声
・菊芋には、食物繊維のイヌリンや免疫機能の維持に欠かせないビタミンB群がたっぷり含まれています
・天ぷらやきんぴらもおいしいですが、生で皮付きのまま食べるサラダ等がおすすめ。歯ごたえが楽しめます
・下処理は、赤くなった部分と芽の部分を取り除くだけ。生で食べるときは、スライスして10分程度水につけて、あく抜きをしてください

下記の店舗で購入できます(入荷状況の問合せは各店舗へ)
市東部地域直売所情報
JAならけん「まほろばキッチン」

問合せ…:農政課(電話番号:34ー5142)

菊芋

10月 スポーツの秋、到来 運動に効果的な栄養素

身体を動かすのに良い気候となってきました。さまざまな目的で、日々運動をしている人も多いと思います。
最近では、運動時の水分補給の重要性が認知されてきていますが、実は他にも運動に効果的な栄養素はたくさんあります。例えば糖質。運動に必要なエネルギー源としてすぐ働くだけでなく、筋肉に蓄えられることで持久力のある疲れにくい体づくりに役立ちます。バナナやおにぎり、100%のジュース等がおすすめです。そして、身体を動かし、支える筋肉を作るためのたんぱく質。運動後は筋肉も空腹状態になるのでしっかりと摂取しましょう。肉、魚、卵だけでなく、牛乳やヨーグルト等もおすすめです。
それぞれの場面にあった食事を心がけ、健康的な生活を送ってください。
(食育ネット参加団体 奈良県栄養士会奈良市支部)

運動

9月 稲穂揺れる田んぼから奈良の新米、始まっています

実りの秋がやってきます。私たち日本人の食生活に欠かせないお米も収穫の最盛期を迎え、奈良では8月下旬頃から新米のシーズンがスタート。慣れ親しんだお米について、改めて農家さんに聞きました。

農家さんの声
・多くの奈良の農家がおいしい米づくりに励んでいます。小粒で良質な食味が特徴のヒノヒカリをはじめ、山間部ではひとめぼれ、あきたこまち、きぬひかり等も生産しています。
・炊飯時には必ず冷水や氷水を使います。浸水に時間をかけるともちもちの食感に、じっくりと沸騰させると旨味と甘みもアップ。その年の気候で米の質も変わります。炊き方を変えて自分好みにするのも楽しいです。
・直売所等で玄米を買って自分で精米すれば、どこよりも新鮮な新米が味わえるので、ぜひ地元のお米を食べてみてください。

紹介している農産物は、市東部地域の各直売所や、JAならけんの直売所「まほろばキッチン」等で購入できます。

稲穂

8月 講習会で伝える手洗いの大切さ

市食品衛生協会(市食育ネットの参加団体)では「食品衛生は手洗いに始まって手洗いに終わる」というスローガンを掲げて活動しています。特に昨今は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにも手洗いを習慣づけることがとても重要です。習慣化には実際にやってみること、正しい方法を理解することが欠かせません。
同会では幼稚園等へ出向き、実習用具を用いた手洗いの講習会を実施しています。手洗いチェッカーを使うと、洗い残しの多さに子どもたちはびっくり。正しい手洗い方法への興味も増し、真剣に取り組んでくれるようになります。
食品を提供する側だけでなく、食べる側も食品衛生への配慮を忘れずに、正しい手洗いを実践して、健康的な生活を送りましょう。
※実習用具は同会(電話番号:93ー6777)で貸出しできます

講習会1講習会2

7月(農産物編)夏野菜の季節到来 大和丸ナスを食べてみよう

奈良では大和伝統野菜の大和丸ナスが生産されています。特徴はまん丸の形と、締まった肉質。夏野菜が食卓を彩るこの時期、今年は大和丸ナスの調理に挑戦してみませんか?

農家さんの声
・「がく」がピンとしていて、張りと光沢のあるものが新鮮なナスの印。大和丸ナスは日持ちが良いので、収穫後1週間ほど経っても遜色ない味わいです。
・ホイルで丸ごと包んでオーブン焼きすれば、だししょうゆ等のシンプルな味付けでも十分おいしい。油も不要でヘルシーです。
・一般的なナスより、じっくりと火を通す調理がおすすめ。実の成分がうまみへと変わります。

紹介している農産物は、市東部地域の各直売所や、JAならけんの直売所「まほろばキッチン」等で購入できます。

丸ナス

6月 体験イベントで郷土の食を発信

月ヶ瀬の魅力を体験できる施設「ロマントピア月ヶ瀬」では、地元の食材を使った体験イベントを季節に応じて実施しています。こんにゃく作り体験、味噌作り体験、茶摘み体験、餅つき体験等、さまざまなメニューで月ヶ瀬の食文化を伝えます。
講師となるのは地域の人々。体験自体はもちろん、講師から郷土の話が聞けることも楽しみの一つです。また、普段は加工品として購入しているものを昔ながらの方法で手作りしてみると、不思議と豊かさが感じられるもの。手間をかけることで心の満足度が得られます。
今後も地域の人々と連携し、食のイベントを充実させていきますので、ぜひ参加してください。

人気のこんにゃく作り体験の様子

▲人気のこんにゃく作り体験の様子

ロマントピア月ヶ瀬ホームページ<外部リンク>

5月(農産物編)今こそチャンス 奈良の大和茶を楽しもう

奈良は全国でも有数の茶産地です。この春も、新緑に輝く茶畑からおいしい大和茶が届いています。農家さんに聞くお茶の楽しみ方を普段の生活に取り入れてみませんか?
〇農家さんの声
・ほうじ茶でつくる茶がゆがおすすめ。市販のパック等に茶葉を入れ、お米とじっくり煮込めばできあがり。奈良の古代米等も入れて、食感を賑やかにして食べるのもおいしい。お漬物が合いますよ。
・急須で入れるお茶は、お湯の中でしっかり茶葉が開き、味わいが最大限に引き立つのでおすすめです。
・奈良の茶園は山間部によって味の特色があるので、飲み比べると楽しいですよ。
紹介している農産物は、市東部地域の各直売所や、JAならけんの直売所「まほろばキッチン」等で購入できます。

茶畑

 

4月 余った食品で支援の輪を フードバンク事業

奈良市食育ネット参加団体であるフードバンク奈良では、昨年11月から市の委託により「奈良市フードバンク事業」を実施しています。この事業は、生活が厳しい子育て家庭に食品を支援するもので、12月には市内6か所の拠点で500世帯に食品を提供しました。受け取った家庭からは「食べ物だけでなく、みなさんの温かい心をもらった」等のうれしい声が寄せられました。
同事業では、生活支援と食品ロス削減が同時に実現することができます。また、支援が必要な人の顔が見えること、そしてその人の状況を把握できることにも大きな意味があります。市民のみなさんからの食品の寄付も受け付けていますので、家庭で使わない食品があれば、ぜひ協力をお願いします。
​問合せ…農政課(電話番号:34ー5142)

フードバンク画像

▲寄付された食品

 

これまでの食育コラム

令和2年度食育コラム

  • 3月「「奈良っていいね」を広げよう」ならコープ
  • 2月「ブランド化した奈良の野菜を味わおう」奈良のうまいもの会
  • 1月「新しい食育の形~コロナ禍での食育活動」大阪ガス 
  • 12月「奈良県産小麦で作るパン」パン工房 元
  • 11月「生産者と組合員で一緒に作るお米」コープ自然派奈良
  • 10月「大和茶授業を通してお茶を次世代に」日本茶インストラクター協会奈良県支部
  • 9月「奈良ってめっちゃおいしい」奈良の食プロジェクト
  • 8月「“食”でつながる、地域の支え合い」市社会福祉協議会
  • 7月「さまざまな野菜をつくっています!」奈良市4Hクラブ
  • 6月「奈良の宝、大和大鉄砲(やまとおおでっぽう)」有限会社 三木食品工業
  • 5月「奈良の新しいイチゴ「珠姫(たまひめ)」」県北部農林振興事務所
  • 4月「奈良は日本の食文化発祥の地」漢國神社・林神社

令和元年度食育コラム

  • 3月「弁当の日なら~食べることは生きること、子ども達の未来のために~奈良大宮ロータリークラブ
  • 2月「百貨店から奈良の魅力を発信!」 近鉄百貨店奈良店
  • 1月「正月の習わし、元旦の料理」 奈良県日本調理技能士会
  • 12月「公民館で学ぼう!食べ物のこと」市生涯学習財団
  • 11月「市立学校での食に関する指導」奈良市立小学校栄養教諭
  • 10月「フレイルを予防して健康長寿を目指そう」奈良県栄養士会
  • 9月「JAならけん女性大学の取組~新しい仲間との出会い・自分をスキルアップ~」JAならけん
  • 8月「大和伝統野菜「小しょうが」から生まれたご当地ジンジャーソフト」株式会社粟
  • 7月「持続農業法に基づくエコファーマーの取組」大和高原野菜研究会
  • 6月「奈良市の子ども食堂」奈良市ボランティアインフォメーションセンター
  • 5月「大和情熱野菜とは」奈良のうまいもの会
  • 4月「第3次奈良市食育推進計画がスタートします」農政課

平成30年度食育コラム

  • 3月「ならの食育未来ワークショップ」医療政策課
  • 2月「食を通じて行事を楽しむ」こども園推進課
  • 1月「非常時にもあわてない!食と防災」大阪ガス株式会社
  • 12月「家庭の味を伝えよう。12月の行事食」都祁保健センター管理栄養士
  • 11月「奈良市学校給食『古都ならの日』と『食育の日』」奈良市教育委員会保健給食課
  • 10月「生・加熱不十分な鶏肉による食中毒にご注意」生活衛生課
  • 9月「奈良の米とその魅力」 奈良市4Hクラブ
  • 8月「いつまでもおいしく食べるために~オーラルフレイルとは~」奈良県歯科衛生士会
  • 7月「つくる人と食べる人をつなぐ『奈良食べる通信』の取り組み」株式会社エヌ・アイ・プランニング
  • 6月「ロカボによる健康的な食生活を始めませんか」株式会社ローソン
  • 5月「ご存知ですか?HACCP(ハサップ)」生活衛生課
  • 4月「食からはじめる健康で豊かなまちづくり」医療政策課

平成29年度食育コラム

  • 3月「消費・賞味期限の違いを知って、身近な食の循環を良くしよう」市民生活協同組合ならコープ
  • 2月「クッキング保育について」こども園推進課
  • 1月「奈良市の学校給食」奈良市教育委員会保健給食課
  • 12月「宮廷料理と奈良の米食文化」奈良市飲食店組合
  • 11月「地域の食を通じた健康づくりをめざして」奈良市食生活改善推進員協議会
  • 10月「奈良の食文化の魅力」NPO法人奈良の食文化研究会
  • 9月「食育(菜園活動)について」こども園推進課
  • 8月「夏休みも!早寝・早起き・朝ごはん」健康増進課管理栄養士
  • 7月「食中毒の予防について」生活衛生課
  • 4月「春はスタートの時期」医療政策課