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平成29年度食育コラム

更新日:2019年3月31日更新 印刷ページ表示

第2次奈良市食育推進計画に基づき、市民の食育への関心や理解を高めることを目的に、平成29年4月から、しみんだよりに食育コラムを掲載しています。コラムは、奈良市食育ネット参加団体や市の関係部署が担当しています。

平成29年度食育コラム

3月「消費・賞味期限の違いを知って、身近な食の循環を良くしよう」

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 お店で買った食品には、袋か容器に消費期限か賞味期限が表示されています。未開封のまま、表示方法で保存した場合、その年月日まで、「安全に食べられる期限」が消費期限(弁当・サンドイッチ等いたみやすい食品。この期限を過ぎたらできるだけ食べないこと)で、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」が賞味期限(スナック菓子・カップめん等いたみにくい食品。期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではない)です。この違いを知って家にある食品を確認し、お店での買い方を考えることが、健康を守り、食べ物の無駄の削減につながります。そして、奈良や地球の環境を守ることにもなります。

市民生活協同組合ならコープ

2月「クッキング保育について」

2月 「クッキング保育について」の画像

 奈良市立こども園・幼稚園・保育園では様々なクッキングを通して、“食への意欲・関心”、“食べ物の大切さや感謝の気持ち”を育んでいます。
 クッキングの中で食べ物がどのように変化していくのか、子どもたちは小さな変化も見逃さず、「いいにおいがする!」「色が変わった!」「やわらかくなっている!」と、次々と発見をしていきます。それぞれの食べ物からどのような料理ができるのかを、体験を通して楽しく学んでいます。
 自分たちが作ったものは、いつもよりもおいしく感じるものです。家庭でも、クッキングを通して食への興味を深め、食べ物を大切にする子どもになってほしいですね。

こども園推進課

1月「奈良市の学校給食」

きな粉雑煮給食の画像
きな粉雑煮給食

 市では昭和27年から小学校で学校給食を開始し、平成29年4月に市立小学校・中学校すべての学校で給食の導入が完了しました。成長期の子どもたちがバランスの良い食事をとり、望ましい食習慣を養えるよう、学校の栄養士が献立を考え、調理員が心をこめて温かい給食を作っています。
 また、市では市産のお米を使い、おだしは給食室で昆布・うるめ節からとる等、地産地消、和食文化の継承に力を入れています。今月はお正月献立として、奈良で昔から食べられている「奈良の雑煮」が登場します。
 24日からは全国学校給食週間にあわせ、奈良にちなんだ献立・食材を用意しています。みなさんは学校給食と言えばどんな献立を思い出しますか。給食の思い出を語り合うのも楽しいものです。

奈良市教育委員会保健給食課

12月「宮廷料理と奈良の米食文化」

12月「宮廷料理と奈良の米食文化」の画像

 スペインのバレンシア地方は米の産地であり、郷土郷里の一つにパエリアがあります。パエリアは、スペインではお父さんの家庭料理であり、米と野菜や魚介、肉を一緒に炊いたご飯です。日本では比較的新しい料理のように感じますが、なんと飛鳥時代に奈良に伝わっていたことがわかっており、見た目も華やかなパエリアは、宮廷料理の一品であったと考えられています。これは、飛鳥時代の土地を掘り出したところ、米の周囲に油がついたものが発見されたことから由来しています。近年は全国的に米の消費が減る傾向にありますが、豊かな米食文化をもっていた奈良の食文化に思いをはせてみませんか。

奈良市飲食店組合

11月「地域の食を通じた健康づくりをめざして」

11月「地域の食を通じた健康づくりをめざして」の画像

 奈良市食生活改善推進員協議会は、「私達の健康は、私達の手で」をスローガンに、お向かいさん・お隣さんの食を通じた健康づくりの世話役として地域でボランティア活動を行っています。(現在66人)。
 市内5か所を拠点としたヘルシーメニューの調理実習は、家庭での健康づくりのきっかけとなっています。他にも幼稚園等に出張し、子どもや保護者も楽しんで学べる食育講話を行っています。
 バランスの良い食事と丈夫な歯は健康にとって大切であることを「歯の健康づくりメッセンジャー」として情報発信もしています。ぜひ私たちの活動に参加してみませんか。
 活動内容は市ホームページにも掲載。

10月「奈良の食文化の魅力」

10月「奈良の食文化の魅力」の画像
(室町時代「七十一番職人歌合」より
京の都で豆腐を売る女)「豆腐うり」「豆腐召せ、奈良よりのぼりて候」とある。

 当会は奈良の食文化を研究して今年で21年になります。奈良の食文化の魅力は何といっても歴史です。今世界で注目されている和食の源泉は奈良の食にあります。飛鳥・奈良に都(都城)が築かれて世界の文化がまず奈良に集まり、それを日本人は「自分流」に調整して京都に引き継ぎ、全国で和食を作り上げてきました。和食で特に大切なことは、原材料の味や風味を生かすことです。脂や甘さを控えることが、人の健康にもつながります。和食・奈良の食は、食本来の美味しさを再発見し、美味しく食べて健康に生きることを教えてくれています。お茶や和菓子、饅頭、日本酒に味噌、素麺、豆腐など、奈良にルーツを持つ和食は数多くあります。

NPO法人 奈良の食文化研究会

9月「食育(菜園活動)について」

9月「食育(菜園活動)について」の画像

 実りの秋がやってきました。稲穂が実りたくさんの野菜や果物が旬を迎える時期です。
 市立こども園・幼稚園・保育園では菜園活動に取り組んでいます。子どもたちは、園生活の中で、体験を通して蒔いた種が芽吹き、花を咲かせ、実を付け収穫する喜びを味わっています。また、その中で、収穫できるまでの苦労や大変さも学んでいます。
 これらの経験や体験を積み重ねながら、自然の恵みや育てていただいている人たちに“感謝する心”“食することへの喜び”“季節感”等を育んでいます。菜園活動をきっかけに、より食への興味を持ち、元気な子どもたちに育ってほしいですね。

こども園推進課

8月「夏休みも!早寝・早起き・朝ごはん」

8月「夏休みも!早寝・早起き・朝ごはん」の画像1

8月「夏休みも!早寝・早起き・朝ごはん」の画像2

 健康増進課では、子どもの成長の節目の時期に乳幼児健康診査を実施しています。3歳6か月児健診の受診結果を見ると、近年は子どもの肥満の割合が徐々に増加しています。そこで、健診の問診票をもとに肥満の原因となる生活習慣や食習慣の調査を行いました。
 結果として、「朝7時までに起きていない」「おやつの時間が決まっていない」子どもは肥満になりやすい傾向にあることが分かりました。
 夏休みは生活が乱れがちですが、「早寝・早起き・朝ごはん」で生活リズムを整えましょう。ぜひこの機会に親子で生活を振り返ってみませんか。

同管理栄養士

7月「食中毒の予防について」

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 夏は細菌が繁殖し食中毒が発生しやすい季節です。食中毒には、O157等の細菌による細菌性食中毒、ノロウイルス等によるウイルス性食中毒、食品に洗剤等の物質が混入し発生する化学性食中毒、毒きのこ等を食べて発生する自然毒性食中毒等があります。食中毒は家庭の食事でも発生します。
予防3原則「食中毒菌をつけない、増やさない、やっつける」
 つけないは、食品、手、器具等をきれいに洗うこと、増やさないは、食品を常温で放置せず冷蔵庫等で保存すること、やっつけるは、食品をしっかり加熱することです。食中毒を予防して元気に夏をすごしましょう!

生活衛生課

4月「春はスタートの時期」

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 春は入学、進級、就職、引っ越し等環境が変化する時です。環境が変わると食べるものや水が変わり、知らない間に体と心に影響を及ぼすことがあります。
 日ごろから早寝早起き、朝ごはんの習慣を身につけ、ストレスに強い体づくりをすることが大切です。それでも、疲れたときは無理をせず、家族や友人とゆっくり食事をしてください。そうすることで、「新しい環境で頑張ろう!」という気持ちがわいてくるはずです。

医療政策課