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市長コラム 令和元年5月号

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

 新しい元号に日本中が沸き、いよいよ新しい時代の始まりです。万葉集が典拠となったことから奈良にまつわる話題にも花が咲き、幸先の良いスタートの予感。当初は中国文化の影響を受けていないという点を強調する向きもありましたが、その後の解釈の深まりにより、大陸とのつながりを受けながら日本独自の文化を感じさせる素晴らしい元号であることが知られ、考案者の思いの一端にも触れた気がします。
 昨今は急成長する中国やインドなどを脅威と位置づけることもありますが、千年の時空を越えれば当時の先進国は彼の国であった訳ですので、国家や外交がいかに長い時間軸で交流しなければならないかと考えさせられます。資源のない我が国がこれから世界と伍していくには、ゼロサムではないしなやかな立ち回りが重要で、その意味でも奈良の持つ深い交流の蓄積が役立つ時代が来たと感じています。