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昨年、奈良市を訪れた外国人観光客が初めて300万人を突破しました。10年前にはわずか40万人程度でしたので、観光地の景色を変える程の大きな変化です。国際都市と呼ばれた奈良時代を想起させる状況である一方、ごみ問題や渋滞等のマイナス面も課題となっていました。
打って変わって今年は新型コロナの影響で壊滅的な状況。先行きはまだ見通せませんが、政府による「Go Toトラベルキャンペーン」もしばらくはコロナとのにらみ合いが続きそうです。
旅の思い出といえば、中学一年生の夏に、祖父母に会うために電車を乗り継ぎ、1人で大分まで旅をした記憶があります。事前には一切知らせず訪問しましたので、最寄駅の公衆電話から「今、別府駅に着いた」と話した時の祖母の驚く声は今でも忘れられません。
奈良が再び、世界の人々の記憶に残る観光地として輝けるよう、力を合わせて苦境を乗り越えたいと思います。