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9月上旬にG1地域会議というイベントが市内で開催されました。日本版ダボス会議をめざすこの取り組みはベンチャー経営者から政治家・研究者・文化人等各界のリーダーが一堂に会し、その時々の社会課題をテーマに学び合う場として10年程前から各地で開催されています。今回は奈良開催となりましたので、理化学研究所の松本紘理事長や起業家の秋山咲恵さん、教育経済学者の中室牧子さん等、奈良市にゆかりのある著名人も登壇。また、本紙の今月の特集でご紹介した千本倖生さんも含め、奈良人材の奥深さに驚きました。
奈良は教育熱心な土地柄であり、これまでにも優れた人材を全国に多数輩出してきました。奈良のDNAを持つ人が世界で活躍する姿も嬉しいものですが、できれば奈良で活躍してほしいという気持ちもあります。
中秋の名月をふと見上げたとき、現代の阿倍仲麻呂には故郷でもう一旗揚げてほしいと願う秋の夜長です。