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「夢と目標の違い」、先日行われた奈良市の成人式で本市出身のプロボクサー村田諒太さんが新成人に贈ったメッセージです。漠然と想像する「夢」に対し、具体的なゴールや工程を設定する「目標」はその実現に向け行動を具体化することができる、というお話でした。
アメリカのある経営者がこんな話をしています。困難が立ちはだかり先の見通しが立たない時には、「アスク・カウント・コンペアー」からスタートせよ、と。いわく、まずいろんな人を尋ねて回り、現状の数値等を数え、それを他のものと比べてみる。単純なようで奥深い人生のヒントとして私は大切にしています。
夢も困難も、漠然と抱いたり恐れたりするのではなく、具体的に向き合うことから道がひらけることを教えてくれています。新成人がそれぞれの「夢」を「目標」に置き換え、自信をもって歩んで行ってくれることを願っています。