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先日、奈良好きが高じて移住したという方にお会いしました。韓国・済州道で行われた東アジア文化都市の交流事業に出演された笙演奏家の伊藤えりさんと打楽器奏者のスティーブエトウさんです。
お二人ともこれまで東京を中心に活動されていた著名なアーティスト(芸術家)ですが、一念発起して移住を決められたようです。伊藤さんは「雅楽が日本に入ってきた頃の国際色豊かな奈良、その良さ、おおらかさを色濃く残している今の奈良が大好きです」と語っておられます。他にも「奈良はクリエイティブ(創造的)な人を、よりクリエイティブにしてくれる場所」と表現する方もいます。
奈良という空間はその人の持つ潜在的な力を引き出し、あるがままの自然の姿に立ち戻らせてくれます。改めて、都を造るという究極の創造力を有した街としての価値を再認識しました。