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今年も「奈良市子ども会議」を開催しました。公募で参加した小中高校生が自分たちの暮らしやまちを良くするために真剣に議論します。
この会議は昨年4月に施行した「奈良市子どもにやさしいまちづくり条例」に基づくもので、子どもの主体的な意見表明や社会参画をめざしています。ともすれば子どもに「だけ」やさしいまちになるのでは?と心配されるかもしれませんが、あくまで子どもと大人が共に関わることに意味があります。
今回の会議では5回にわたり教育環境や遊び場についての提案が多く寄せられました。印象的だったのは公園問題。現在禁止されているボール遊びを実現するために、周囲の自治会とルール作りを話し合う場を設けてほしいという提案でした。
決められたルールを守ることも大事ですが、ルールを作る側に回ることで一歩進んだ学びを得ることを期待しています。