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日本には四季折々の伝統行事や生活文化がありますが、最も馴染みが深く継承されているのが年末年始に関わるものではないでしょうか。時代の変化と共に簡素化や機械化がなされても、世代を超えて日本人であることを意識する季節だと言えます。
特に地域特性が色濃く出るのが食文化。雑煮一つでもその多様性に驚かされます。そのような中、奈良市では数年前から地元食材を使用した「地産給食」を進めています。家庭で代々受け継ぐ食文化に加え、学校給食でも地域の風土が育んだ食を提供することで、子どもたちの心と体にしっかりと「奈良」を伝えていきます。
4年後の東京オリンピック・パラリンピックで日本の文化を世界に発信するためにも、まずは身近な食文化から光を当てたいと思います。