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市長コラム 平成27年3月号

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

 奈良市では現在、第4次総合計画の後期(28年度から5年間)の見直し作業に取り組んでいます。市では分野別にさまざまな計画がありますが、これらを総括するのが総合計画です。この総合計画では前期と合わせて10年間のまちづくりの方向性を示していますが、社会情勢の変化や実行段階で見直しが必要になることもあり、毎年の小さな見直しと5年ごとの大規模な見直しを行う仕組みになっています。

 地域の課題にはすぐに対応が可能なものもあれば、中長期の対策を要するものもありますので、着実に改革や改善を進めるためには計画が重要になります。一方で未来予測には不確実性が付き物です。今小学校に入学している子どもの65パーセントは将来、「今は存在しない職業」に就くとも言われます。

 歴史都市の大きなバックボーンを下敷きに、目線を一段上げて未来を見通す力が求められています。