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今月の特集は奈良の農業を支える新たな担い手を取り上げました。
奈良の農業は昔から生産性が高いことで知られており、明治後期から大正にかけては一反あたりの米の収穫量が日本一だったといわれています。また大阪や京都など都市部への供給地として米・野菜・茶などの生産が盛んでした。
一方、近年は後継者不足による耕作放棄地などの課題があり、先行きが見えないという声も聞こえてきます。そんな中で農業を古くて新しい産業と捉え、情熱とアイデアをもって盛り上げようとチャレンジする動きが本市でも広がっています。
食の安全性や地産地消への関心の高まりも大きな後押しです。食べることは生きること。今後は奈良を訪れる多くの観光客にも、奈良の農に触れていただく機会をつくっていきたいと考えています。