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市長コラム 平成25年12月号

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

 先日、奈良市も加盟する「ビッグデータ・オープンデータ活用推進協議会」のシンポジウムが千葉市で開催されました。

 この協議会は私たちの暮らしや行政にまつわる膨大なデータの山から個人情報を切り離し、一元的に扱う事でより効率的・効果的な公共サービスを生み出して行こうとするものです。

 例えば、車を運転する多くの方が急ブレーキを踏む箇所を統計的に洗い出して道路改良につなげる等、既に各分野で応用されています。また民間企業では、店舗の新規出店に際し、事前に顧客の特性をデータ分析する「マーケティング」の手法が従来より用いられてきました。一方、行政はたくさんの情報を持ちながらも有効に活用せず、縦割り組織の中で共有されてきませんでした。

 今回のシンポジウムでは協議会の4市に加え、社会情報学の第一人者である東京大学の須藤修教授やBM・マイクロソフト等の民間企業も共に登壇し、近未来の自治体像を語り合いました。これからも産官学+市民力で創造的な街づくりをめざしたいと思います。