ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 広報活動 > しみんだより > 市長の部屋 > 市長コラム 平成25年5月号

本文

市長コラム 平成25年5月号

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

 一年で奈良が最も輝く季節がやってきました。こんな季節は家にいるのがもったいない、誰もが外に出かけたくなる季節です。もちろん、奈良にとっては最大の「稼ぎ時」でもあります。日本全国・世界各国からの来訪者に、奈良の魅力をしっかりと満喫し、経済効果の面でもしっかりと貢献していただきたいところです。

 奈良の観光はよく「お金の落ちない観光」と言われますが、経済効果を高めるには滞在時間を延ばすことが重要です。昔ながらの「鹿と大仏」だけの観光ではなく、もう一か所、あと数時間、できればあと数日、奈良に滞在していただくことで消費のチャンスが拡大します。

 そこで期待されるのが奈良町観光です。元興寺の旧境内を中心とした昔ながらの街並みは、訪れる人に懐かしさを与えると同時に、地域の日常生活に溶け込めるのが魅力です。これは「生活観光」とも呼ばれますが、一つの施設では完結せずエリア全域を散策していただくことで初めてその魅力が伝わることから、滞在時間も自ずと長くなります。

 奈良観光の構造転換につながるよう、しっかりと育てたいと思います。