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市長コラム 平成25年4月号

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

 今年の3月11日で東日本大震災から2年となりました。先日、奈良市の友好都市であり被災地でもある宮城県多賀城市を訪れ、奈良時代の政庁跡で行われた「復興・多賀城未来への祈り」に出席しました。

 2年前の震災で188人もの犠牲者が出た多賀城市に対して、奈良市は被災直後から救援物資の輸送や職員派遣、復興支援酒「遠の朝廷」の企画や被災児童の受け入れなど、さまざまな支援活動を行ってきました。

 確かに、街を見渡すと日常の生活インフラは一定の復旧を果たし、市民の暮らしも衣食住を欠く状況は脱したように見えます。

 しかし、本格的な復興はまだ緒に就いたばかりで、これからの長期戦を乗り越えるには、相当なエネルギーが必要だと改めて感じました。

 遠く離れた私たちが継続的な支援活動に取り組むのはもちろんのこと、当事者のみなさんの心の支えになることも重要です。

 今回の復興イベントでは、東大寺から二月堂の修二会で使う籠松明を寄贈していただき、復興を願う奈良市民の気持ちの象徴として現地に届けました。これからも奈良らしい寄り添い方で貢献していきたいと思います。