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市長コラム 平成24年8月号

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

 昨夏から、たびたび節電の協力をお願いしてきましたが、今年は計画停電も視野に入れた対策が必要となってきました。計画停電が実施されれば、市民生活にも大きな影響があるため、市では臨時の対応窓口(0742-34-5652)を設置し、必要以上に混乱が起きないように備えています(ならしみんだより8月号7ページ参照)。

 先日、当面の電力不足解消を目的に一部の原発が再稼働されました。今なお、放射能という見えない敵と戦っている被災者の苦悩を考えると、積極的に選択できる方策とはいえません。あくまでも計画停電を避けるための暫定的な措置と考えるのが、国民の声ではないでしょうか。

 いずれにしても、関西で暮らす私たちが今夏をどう乗り切るかが、今後の日本の電力・エネルギー政策を左右する試金石として注目されているのは間違いありません。

 好きなものを好きなだけ得ることが豊かであるという価値観から少し視点を変え、満たされすぎない環境の中で自分らしく心豊かに生きる「引き算の美学」は、奈良らしさにも通じるように思います。

限られた資源を大切にし、効率的に生かす日本人の姿は世界からも注目されています。