今月号は「がん対策と防災」の2大特集を掲載しました。どちらも9月が強調月間とされていますが、もはや時期を問わず誰もが意識せざるを得ない国民的課題と言えます。
がんについては、早期発見・早期治療が有効であるにもかかわらず、検診受診率(国が推奨する胃・大腸・肺・乳・子宮頸がんの5種類の検診)は5割に満たない状況。自覚症状がいまだ無い早期段階で発見するためには、やはり定期的な検診が重要です。一方、防災に関しては、いざというときの備えが必要だと多くの人が認識していながらも、実際に備蓄している人の割合は非常食が54パーセント、簡易トイレは26パーセント※にとどまります。どちらの禍も当事者となる可能性をゼロにすることはできませんが、いざというときにダメージを軽減できる手段は、普段の行動にあるように思います。みなさんもぜひ一度ご検討ください!
※ミドリ安全株式会社2024年度実態調査より