新しい年の始まりをいかがお過ごしでしょうか。今年は辰年。私も年男なのですが、父と息子も辰年生まれで親子三代がそろいます。龍は、キリスト教ではまた異なるイメージを持たれるようですが、中国では鳳凰等と並び瑞祥とされます。似たような空想上の生き物が、文化の違いによって真逆の扱いとなるのも不思議ですね。
龍と蛇は近い存在ですが、昨年奈良市の富雄丸山古墳で発見され、大きな話題となった「蛇行剣」は、剣でありながらぐにゃぐにゃと七節に曲がっており、一説ではヤマタノオロチを成敗した際に、尾から現れた草薙剣伝説につながるとか。これだけ文明が進歩しても分からないことがたくさんある奈良は、私たちの探求心を大いに刺激してくれます。
2024年が市民のみなさまにとりまして、安寧と飛躍発展の年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。