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市長コラム 令和5年8月号

更新日:2023年8月1日更新 印刷ページ表示
 一気に気温が上がり蒸し暑い日が続くようになりました。消防局のデータによれば、熱中症の救急搬送は例年、前週よりも急に気温が上がったタイミングで多発し、その後は比較的落ち着くようです。身体が順応するのには少し時間がかかるという事ですね。私たちが思っている以上に、人間はごく限られた環境でしか生息できないということでもあります。
 今月号の特集でご紹介した、南三陸町の生ごみ資源化施設を5月に視察しましたが、現地の方が「南三陸BIO(ビオ:施設の名称)は人間と同じです」と解説されたのが印象的でした。私たちが食べずに残す卵の殻や梅干しの種、爪楊枝等は、BIOの微生物も分解できないため取り除く必要がありますが、この取り組みでごみ全体の4割を占めていた生ごみが、わずか3.5パーセントにまで減少したそうです。ひと手間を加えるだけで、廃棄・焼却・最終処分という従来の工程を大きく変える取り組みに注目しています。