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市長コラム 令和4年5月号

更新日:2022年5月1日更新 印刷ページ表示

 ウクライナの戦火がやみません。次々と飛び込んでくる惨状に、みなさんも心をかき乱される日々だと思います。戦争は最大の人権侵害と言われるように、一般市民を巻き込んださまざまな被害に加え、特に子どもや高齢者、障害をお持ちの方等、周囲の支えを必要とする人々により大きなしわ寄せが生じます。当初は手段として始まった戦争が、途中からそれ自体が目的化し、後には憎しみと傷痕だけが残るという歴史を、人類はまた繰り返してしまいました。
 また、戦争は最大の環境破壊でもあります。人命を前に議論の優先順位は後回しになりがちですが、SDGsが世界の共通目標として浸透する中、莫大な資源を投じて行われる戦争が地球の未来をも傷つけていることは想像に難くなく、その意味では日本で暮らす私たちにも大きな影響がある問題です。
 市と市議会からは既にロシアに対する抗議の意を表明していますが、奈良ができる平和構築について、みなさんとともに考えていきたいと思います。