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市長コラム 令和4年2月号

更新日:2022年2月1日更新 印刷ページ表示

 今年は3482名の新成人が人生の新たな門出を迎えました。法律上は今春から18歳をもって成人となりますが、社会の認識が追い付くには、まだしばらくかかりそうです。市の成人式もさまざまな議論の末、来年度も引き続き20歳を迎えた方を対象にお祝いの式典を行う予定です。
 私は仕事上いろんな場であいさつをする機会がありますが、実は一番難しいのが成人式。他所の市長のように「身を助ける芸」もない私は、千人単位で集まった新成人を前に、マイク一本という無防備な姿でさらされます。緊張こそしませんが、どうすれば思いが届くだろうかと、毎年直前までうなっています。
 そんな成人式でのあいさつですが、今年は不確実な未来を楽しむ心を持ってほしい、と語りかけました。変動・不確実・複雑・曖昧に溢れる現代を、「先が見えないから不安」と萎縮するのではなく、新しいキャンバスに思い思いのビジョンを描けるチャンスと捉えれば、手探りでも前進する勇気が湧いてきます。支えられ、与えられる立場だった20年間を振り返り、今度は社会や時代を創る側に、多くの若者が飛び出していく姿に胸が熱くなりました。