ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

セアカゴケグモに注意

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

セアカゴケグモの特徴

セアカゴケグモはもともと日本にはいないクモでしたが、平成7年に初めて大阪府で発見されました。
湾岸地域で多く発見されたことから、外国から日本に入ってきたと考えられています。
また、最近では奈良市内のあちこちで発見されています。なお、奈良市では駆除は行っていません。
自宅敷地内で発見した場合は、下記の「駆除のしかた」を参考に駆除してください。

セアカゴケグモのメスは、体長が約10-14mmです。

体は全体的に暗褐色又は黒色で、腹部と背部の中央に赤色の縦縞紋があります。
オスはメスと比べて小さく、体長が約2-3mmで特徴的な赤い模様は見られません。

セアカゴケグモの画像

卵は2週間程度でふかします。
卵のう(卵の入った直径10mm程度の袋)と呼ばれる卵の袋を作り、
中には約200個の卵があります。

セアカゴケグモは突かれると驚いて死んだふりをするなど、
攻撃性はなくおとなしいクモです。

卵のうの画像

素手で触らない限り、咬まれることは少ないといわれています。

発生時期と場所

年間を通して発生はみられますが、特に暖かくなる4月から10月にかけて多くなります。
セアカゴケグモは、以下のような場所を好み住み着きます。

  • 日当たりが良く、雨風あたらないところ
  • 昆虫などの餌が豊富にあるところ
  • 巣を張る適当な隙間があるところ

セアカゴケグモの「巣」の画像

 セアカゴケグモの「巣」は私たちが普段住居内などで見慣れたような円形ではありません。地面の割れ目や岩の間、下草や低木の枝葉の間などに、枯葉などを巻き込んだ不規則な形の網を張ります。その網には自分の体がちょうど収まる程度の大きさの、コップを逆さまにしたような形の住居がついており、クモは通常そこに隠れています。

こんなところに特に注意しましょう

住宅の周辺

  • 排水溝のふたの裏、格子部分、マンホール、水抜き管内部、雨水ます
  • ブロックのくぼみ
  • 花壇や植木鉢、プランターの持ち手の裏
  • 室外機や自動販売機の裏など人工的な熱源の周り
  • 外置きのサンダルや長靴の中
  • 自転車や三輪車のサドルの裏や泥よけの中

公園など

  • ベンチの下
  • すべり台の下や、跳び箱として利用しているタイヤの裏
  • 墓石の間

駆除のしかた

見つけても、絶対に素手で触らないでください!!駆除の際は、手袋等を着用してください。
直接、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を噴霧すれば駆除できます。弱ったことを確認して確実に踏みつぶして下さい。
卵のうには殺虫剤が効かないことが多いです!!
卵のうをさいばし等ではさんで、ビニール袋に入れ足で踏みつぶしてください。
(そのまま踏みつぶすと子グモが散らばる恐れがあります)

咬まれたら

症状

  1. 咬まれた瞬間に針で刺されたような痛みを感じます
  2. やがて咬まれた部位の周りが腫れて赤くなります。痛みは次第に全身に広がります
  3. 悪化すると多量の汗をかいたり、めまい、吐気、血圧上昇、呼吸困難等が現れることがあります。
  4. 通常、重症化することはまれですが、小児や高齢者が咬まれた場合は症状が重くなる恐れがあるため、注意が必要です。

対処方法

  • 咬まれたときは、温水や石けん水で傷口を洗い流してください。
  • 多少出血があっても、包帯や止血帯はしないほうがよいでしょう。
  • 傷口は氷で冷やすと痛みが和らぎます。
  • 出来るだけ早めに医療機関を受診しましょう。(殺虫剤等で殺したクモを持参すると、適切な治療につながります)

日頃の心がけ

繁殖力が非常に強く、気付かず放置すると数十匹が1ヵ所から見つかることも稀ではありません。 暖かくなり始める4月頃から10月頃まで、定期的(2週間に1回程度)に住宅周辺の点検を行ってください。
見慣れないクモの巣があれば取り除き、家の周りを整理整頓しておきましょう。
屋外での作業には厚手の手袋を着用し、履物の中にクモがいないことを確認しましょう。
セアカゴケグモや卵を見つけた場合は適切に処理してください。 子グモは風や落ち葉等に乗って拡散します。発生が多数の場合は地域ぐるみで駆除を行い、繁殖防止に努めることが大切です。

 このページの内容をダウンロードしていただけます。
 セアカゴケグモに注意(257KB)(PDF文書)

ダウンロード

セアカゴケグモに注意(257KB)(PDF文書)

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)


建築物衛生
ネズミ・害虫・外来危険生物