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レジオネラについて

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

レジオネラ症とは

  • レジオネラ症は、レジオネラ属菌が原因で起こる感染症で、乳幼児や高齢者、病人など抵抗力の低下している人がかかりやすい病気と言われています。
  • この病気はレジオネラ肺炎とポンティアック熱とに分けられます。
  • レジオネラ肺炎は、高熱、寒気、筋肉痛、吐き気、意識障害等を主症状とする肺炎で、ときとして重症になる場合もあります。
  • ポンティアック熱は、インフルエンザに似た非肺炎型熱性疾患で、発熱、筋肉痛などが見られますが、一般に軽症で数日で軽快します。
  • レジオネラ症は、人から人へ感染するものではありませんが、共通の発生源から複数の人が感染し、発症することがあります。

レジオネラ属菌とは

  • レジオネラ属菌は、土壌や河川、湖沼などの自然界に広く生息していますが、自然界では弱い存在です。
  • レジオネラ属菌は、アメーバなどの原生動物に寄生し、生存・増殖します。
  • 冷却塔、循環式浴槽や修景施設などの壁面や配管内部は生物膜(ぬめり)が形成されやすく、レジオネラ属菌が寄生するアメーバなどの原生動物が生物膜の中で繁殖しやすい状況にあります。

感染源は

  • レジオネラ属菌に汚染された冷却塔、循環式浴槽や修景施設などの水のしぶきなど、エアロゾル(目に見えないような細かい水滴)を肺に吸入してレジオネラ症を起こすと言われています。
  • レジオネラ属菌に汚染された水を飲んでも通常は感染することはありませんが、浴槽等で溺れるなどして菌が気管から肺に入り込むと感染のおそれがあります。

予防と対策について

  • 家庭では、24時間風呂や加湿器の管理が悪いと感染源となるおそれがあります。水の交換や清掃を適宜行い、加湿器に使用する水は水道水など衛生的な水を使用しましょう。
  • 公衆浴場・温泉施設などの管理者の方は、ろ過機・浴槽の清掃、浴槽水の消毒などを行いましょう。

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