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蚊の防除について

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

近年、輸送手段の発達等により、感染症流行地域から我が国へ、人や物資等を介した病原体の侵入により、デング熱等の蚊が媒介する感染症の流行が懸念されています。また、地球温暖化や都市のヒートアイランド現象等によって、感染症を媒介する蚊の生息域が拡大しています。

  1. 蚊の種類と生態
  2. 駆除について
  3. 蚊に刺されないために
  4. 蚊媒介感染症について
  5. 参考(啓発リーフレット)

蚊の種類と生態

日本では約70種類の蚊が確認されています。その中でも、ヒトスジシマカとアカイエカは、よく見かける種類の蚊です。
蚊は、卵から幼虫を経てさなぎになるまでは水中で育ち、10日から15日で成虫となります。
幼虫の生息場所は様々で、雨水ます、水たまり、空き缶、古タイヤ、竹の切株などです。
成虫は木陰などに潜み、産卵するために雌の蚊が吸血します。雄の蚊は吸血しません。

ヒトスジシマカ

ヒトスジシマカの画像 写真提供元 国立感染症研究所

「ヤブカ」と呼ばれ、背中の部分に1本の白い線があります。
明るいうちから吸血する蚊です。逆に夜になると活動が止まります。
発生源周辺で獲物を待ち構え、一度に飛べる距離は15~20メートルと言われています。
空き缶、古タイヤなど小さな水たまりがあれば、どこでも産卵します。

アカイエカ

アカイエカの画像 写真提供元 国立感染症研究所

赤褐色、腹部各節の基部に黄白色の紋があります。
屋内でもっともよく見られ、夜になると活動が盛んになります。
1キロメートル近く飛んできて刺すこともあると言われています。
主にどぶ、汚水たまり、防火用水等が発生源です。

駆除について

幼虫対策

蚊の成虫は、飛翔するため防除が難しくなります。
蚊の発生源である水たまりをなくす対策が、防除の基本となります。

蚊は水際や水面に卵を産みます。水たまりをなくせば蚊は発生しません。
1回に20個から200個の卵を産みます。
卵→幼虫(ボウフラ)→さなぎ→成虫の順に成長します。
ボウフラからさなぎの時期は水中ですごし、夏場では産卵後10~15日で成虫になります。
まとまって水中にいるボウフラを処置することが、より効率的な駆除につながります。

水が取り除ける発生源と対策

庭や屋上などに放置されたバケツや容器の画像1庭や屋上などに放置されたバケツや容器の画像2
庭や屋上などに放置されたバケツや容器
庭の汲み置き水やジョウロ
ポイ捨てされた空き缶、ビン

逆さにする。片づける。不要なものは廃棄する。
水中に緑色のコケ等が発生しているのは、放置期間が長い証拠です。

植木鉢の受け皿の画像1植木鉢の受け皿の画像2
植木鉢の受け皿
こまめに水をあげる。受け皿を使わない。

駐車場等に放置された古タイヤの画像
駐車場等に放置された古タイヤ
雨除けカバーをする。

ブルーシート
雨除けシート(ブルーシート等)のたるみ
たるみをなくす。雨が降った後などは、くぼみに水が溜まっていないか注意しましょう。

水が取り除けない発生源と対策

清掃する。水を入れかえる。魚を放つ。

道路や公園、ビル、駐車場、学校等にある雨水ますなどは、構造上水を取り除くことが困難です。また、側溝がつまって水がたまっているところや、池、防火用水などは蚊が発生する可能性があります。

雨水ますの画像1雨水ますの画像2
雨水ます
雨水ますにたまった水を入れかえると、ボウフラが下水へ流れていきます。方法は、入れ替えるのに十分な水量をポリバケツ数個に用意し、一気に雨水ますへ流します。

側溝
側溝、屋上排水、樋や屋上排水のつまり、クーリングタワーの水受け
側溝に土や砂、樋に落ち葉などがつまっている場合、水がたまりますので清掃しましょう。

浄化、湧水槽等
雑排水槽の通気管には、蚊が水槽に入って卵を産まないように防虫網をつけましょう。雑排水槽や湧水槽で蚊が発生した時は、水を排水しましょう。

池、防火用水
池や防火用水にはメダカや金魚などの魚を放ちましょう。

殺虫剤の使用
ビルや一般家庭敷地内の雨水ますなど水たまりがどうしてもなくせない場所について、薬剤を使う方法があります。
おおよそ1ヶ月に1回程度、殺虫粒剤(ボウフラ、ウジ退治用)や昆虫成長抑制剤を雨水ますなどに入れます。ボウフラは殺虫剤に弱いので、少量の投薬で効果が持続します。使用する際は、用法用量を守って使いましょう。殺虫粒剤(うじ、ボウフラ用)・エアゾール・燻製剤等は薬局、薬店(医薬品を取り扱うホームセンター等)で購入できます。
環境を考え、まきすぎないよう注意してください。

成虫対策

殺虫剤の使用
殺虫剤は一時的な効果しかなく、まきすぎると薬害などを生じることがあります。使用する場合はできるかぎり局所的に使用し、地域の状況や環境等への影響、人の健康に対して注意が必要です。

蚊に刺されないために

肌の露出を控えましょう
長袖シャツ、長ズボン等を着用し、肌を露出しないようにしましょう。

忌避剤を使用する
肌の露出部分に忌避剤(虫よけスプレーなど)を使用しましょう。 使用する際は、使用上の注意をよく守り、適切に使用してください。

やぶ、草むらをなくす
蚊はやぶや草むらに潜んでいることがあります。定期的に剪定、草刈りをして潜める場所を減らしましょう。

網戸、防虫網を設置する
窓等に網戸を設置し、屋内への蚊の侵入を防ぎましょう。

蚊媒介感染症について

 近年、国際的な人の移動の活発化に伴い、国内での感染があまり見られない感染症について、海外から持ち込まれる事例が増加しています。デング熱などの蚊が媒介する感染症(以下「蚊媒介感染症」という。)についても、海外で感染した患者の国内での発生が継続的に報告されています。平成26年8月にはデング熱に国内で感染した患者が確認されました。また、平成27年には中南米を中心にジカウイルス感染症が多数報告されています。
 蚊を増やさない対策や蚊に刺されないための対策で感染症を予防しましょう。

参考(啓発リーフレット)

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