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令和6年度 国際文化交流プログラム「NARA ARTS BRIDGE for Youth」報告

ページID:0212258 更新日:2024年10月21日更新 印刷ページ表示

 

 

1.東アジア文化都市について

「東アジア文化都市」は,日中韓文化大臣会合での合意に基づき,日本・中国・韓国の3か国において,文化芸術による発展を目指す都市を選定し,その都市において,現代の芸術文化や伝統文化,また多彩な生活文化に関連する様々な文化芸術イベント等を実施するものです。これにより,東アジア域内の相互理解・連帯感の形成を促進するとともに,東アジアの多様な文化の国際発信力の強化を図ることを目指します。

また,東アジア文化都市に選定された都市がその文化的特徴を生かして,文化芸術・クリエイティブ産業・観光の振興を推進することにより,事業実施を契機として継続的に発展することも目的としています。

【東アジア文化都市一覧】
選定年度 日本 中国 韓国
H26(2014) 横浜市 泉州市 光州(カンジュ)広域市
H27(2015) 新潟市 青島(チンタオ)市 清州(チョンジュ)市
H28(2016) 奈良市 寧波(ニンポー)市 済州(チェジュ)特別自治道
H29(2017) 京都市 長沙市 大邱(テグ)広域市
H30(2018) 金沢市 ハルビン市 釜山(プサン)広域市
H31(2019) 豊島区 西安(シーアン)市 仁川(インチョン)広域市
R2(2020) 北九州市 揚州(ヤンチョウ)市 順天(スンチョン)市
R3(2021) 北九州市 紹興市、敦煌(ドゥンファン)市 順天(スンチョン)市
R4(2022) 大分県 温州市・済南市 慶州(キョンジュ)市
R5(2023) 静岡県 成都市・梅州市 全州(チョンジュ)市
R6(2024) 石川県 大連市・濰坊市 金海(キメ)市

※令和6年1月1日に発生した能登半島地震の影響により、石川県における「東アジア文化都市2024石川県」事業中止

2.令和6年度東アジア文化都市交流事業『NARA ARTS BRIDGE for Youth 』について

 「NARA ARTS BRIDGE for Youth」は、2016年の東アジア文化都市における日中韓交流事業の成果を未来へと繋いでいくため、大学生や高校生等を対象とした国際文化交流プログラムです。

 平成29年度から実施しており、奈良市内でさまざまな分野についての学びを深める「東アジア学びの扉」、中韓から大学生や高校生等を招き交流を行う日中韓交流プログラム、さらに現地に渡って学生たちと交流を行う海外渡航プログラムを行ってきました。

 これまで「東アジア文化創造NARAクラス」として実施していた青少年交流プログラムを、昨年度より「NARA ARTS BRIDGE for Youth」として実施しております。

3.今年度の内容

テーマ:アート

済州特別自治道・寧波市・奈良市3都市交流プログラムの今年度テーマは「アート」です。、奈良市からは美術家の中島麦氏を指導者としてお招きし、「アートで発見、新しい者(もの)と古都(こと)」をテーマにしたワークショップを行います。​

(1)国内プログラム

第1回国内プログラム

ア 事業概要

日程:令和6年7月13日(土曜日)10時00分~14時30分

場所:奈良市中部公民館

内容:ガイダンス・ワークショップ

参加者:高校生        6名

     大学生・大学院生  9名

     合計         15名 (欠席 1名)  

イ 当日の内容

(1)ガイダンス(プログラム内容と訪問都市について)

(2)アイスブレイク

(3)奈良市交流プログラムの準備

(4)韓国渡航者向け説明会

第1回目WS①  第1回目WS②

第1回目WS③  第1回目WS④

≪参加者感想≫

・年代はバラバラでしたが、話し合ったり同じ目標に向かって思考することで、一体感が生まれたのでは無いかと思っています。普段関われないような方々と関わりが始まってとてもワクワクしました。          

・これからプログラムが始まることを自覚し、このメンバーで進められることにワクワクしました。アイディアをたくさん出して中国と韓国の方達と楽しめるプログラムにしたいです。      

・初めて会う方ばかりなので、少し緊張していたが、アイスブレイクなどで他の参加者の方と話す機会を設けていただいたので、すぐに緊張がほぐれた。1回目から奈良での交流について話し合い、当日奈良の参加者と海外の参加者の皆さんに会えるのが楽しみになったし、有意義な体験となるよう準備したいと思った。

・学内での交流は日常的にあっても、学外の同世代の方と交流する機会は少ないので、刺激的な体験をすることができました。

第2回国内プログラム

ア 事業概要

日程:令和6年7月20日(土曜日) 10時00分~15時30分

場所:奈良市中部公民館、はぐくみセンター

内容:アーツ・ワークショップなど

参加者:高校生       7名

     大学生・社会人  8名

     合計        15名(欠席 1名)

イ 当日の内容

(1)中国渡航者向け説明会

(2)奈良市交流プログラム準備の話し合い

(3)プログラムコーディネーター・美術家の中島麦さんの紹介

(4)窓ガラスワークショップ

第2回目WS①  第2回目WS②

第2回目WS③  第2回目WS④

≪参加者感想≫

・窓ガラスにアート作品をするという初めての経験でした。普段見ている景色なのに何故こんなにも手で描くことは難しいのだろうかと思いながら集中して取り組みました。見る角度によって違う景色があり、線に描き方でそれぞれの味が出ることを学びました。中島さんもおっしゃっていたように、今は写真ですぐに景色を撮ることで形にできるけれど、自分の手で景色を時間をかけて見ることで様々なことを考えるそんな時間の大切さを実感しました。

・窓ガラスワークショップと聞いていて、何をするのかわからなかったが、窓ガラスの向こうの景色を描いて、完成したときにとても感動した。普段絵を描いたりするのが興味でなければ、アートと触れ合う機会は少ないと思っていたけれど、実際に生活に中の普段の景色も一瞬でアート作品になるのだと感じた。

・中島さんのお話は、とても興味深かったです。ワークショップでは、社会を違う角度から捉えるきっかけを得られたように思います。非常に意義深い時間でした。

第3回国内プログラム

ア 事業概要

日程:令和6年8月8日(木曜日) 13時00分~15時30分

場所:奈良市杉岡華邨書道美術館

内容:奈良墨ワークショップ

参加者:高校生       7名

     大学生・社会人  8名

     合計        15名(欠席 1名)

イ 当日の内容

(1)「錦光園」の長野睦さんによる奈良墨についての紹介

(2)中島麦さんによる奈良墨ワークショップ

第3回目WS①  第3回目WS②

第3回目WS③  第3回目WS④

≪参加者感想≫

・中学生の頃に使ったきり、一度も使っていなかった墨や筆を使うことは、貴重な経験で、楽しくプログラムを終えることができました。最初は真っ白なTシャツに墨をかけることは抵抗がありましたが、最後は夢中になって墨にまみれることができました。今回のプログラムでアートの無限の表現と楽しさを実感できました。

・小学生の時は、書道は難しいものだと思っていたけれど、この体験をしてから考えが変わり、芸術として凄く面白く奥が深いのだなと感じました。色の濃淡で奥行きが出たりするのが特に印象に残っていて楽しかったです。薄い色~濃い色へと色が変化するとガラッと雰囲気がかわって黒一色なはずなのに鮮やかに見えました。

プログラムが終わってから、みんなでTシャツを見ると想像以上に芸術的になっていたり、文字や絵が描かれていたりと一人一人の個性を見ることができました。そのおかげでまたみんなとの仲が深まったと思います。

・小学生ぶりに、墨、書道に触れることができ、新鮮な気持ちでプログラムに参加していました。また、墨を全身に浴びるという、非日常を味わうことができて、とても楽しかったです。

墨という存在について、日常生活においてあまり考えたことがなかったのですが、ほとんどの墨が奈良で作られていて、職人業の苦労を知って、そういった職業への意識が変わった良い機会を得ることができたと思っています。

第4回国内プログラム

ア 事業概要

日程:令和6年9月14日(土曜日) 10時00分~16時00分

場所:奈良市中部公民館

内容:ならまちで色探しワークショップ、色づくりワークショップ

参加者:高校生       5名

     大学生・社会人  9名

     合計        14名(欠席 2名)

イ 当日の内容

(1)「色」を探すという視点でならまちでのフィールドワーク

(2)中島麦さんによる色づくりワークショップ

(3)奈良交流プログラムの準備

第4回目WS1  第4回目WS2

第4回目WS3  第4回目WS4

≪参加者感想≫

・普段なかなか意識して奈良の街並みをじっくりと見る機会はなかったが、今回のワークショップを通じて色を探すうちに、奈良の古い街並みやレトロな銭湯など新しい奈良の魅力を発見できた。猿沢池の色のようにあまり作ったことのない色を表現するのは難しかったが、久しぶりに絵具と向き合い色を作っていくことが面白かった。

・筆と絵の具を使って色をつくるのは久しぶりで、どの色を組み合わせたらどの色をつくれるのかというのも忘れかけていた。今回実際にならまちを歩いて色探しを行うことで、普段歩いていたならまちとは違ったならまちを感じることができた。同じ色として捉えていた色もしっかり見ると色にも違いがあり、それぞれの色がならまちの雰囲気をつくりあげる役割を担っているのだと感じた。絵の具を使って自分が発見した色を再現しようとしてみても、まったく同じ色を作り出すのは難しく、私たちが生活している中で色はたくさんあるけれど、色は想像しているよりもはるかに種類が多いのだと思った。同じ道を歩いてきた参加者でも、選んだ色や色の明るさや濃さが違って、見る人によって感じ方が違うが面白かった。

・まず、ならまちを色に注目して歩く経験はなかったので、新鮮な気分でならまち散策ができたと思います。ならまちは茶色や黒などの色が多く、それらの色にも微細な違いがあって面白いなと思いました。また、絵具を最後に扱ったのは5年以上前なので、久しぶりに絵具を混ぜて塗るワークをしてみると、中学生や高校生に戻ったような気持ちになれました。意外と色を混ぜ合わせて特定の色を作るのが難しく、やきもきしましたが、自分なりに満足できる色を作れました。色に自由に名前をつけるのも各々のセンスが表れて面白いなと思いました。

日中韓青少年文化交流 in 奈良

ア 事業概要

日程:令和6年9月28日(土曜日)、29日(日曜日)

場所:ならまち周辺、奈良大学、奈良公園等

内容:中国・韓国の若者を奈良に迎えて、アートをテーマにワークショップ等を行う文化交流プログラム

参加者:日本・奈良市         15名

     中国・寧波市          8名

     韓国・済州特別自治道   10名

     合計                33名(欠席 1名)

イ 当日の内容

9月28日(土曜日)

(1)歓迎セレモニー

(2)中島麦さんによる窓ガラスワークショップ(場所:奈良大学)

(3)ならまち各スポットで小窓ワークショップ(場所:ならまち周辺)

受入1  受入2

奈良大学  受入4

ならまち  ならまち1

ならまち4  受入5

9月29日(日曜日)

(1)班自由行動(場所:奈良公園)

(2)西大寺で大茶盛体験

(3)フィナーレ

奈良公園  奈良公園1

西大寺1  西大寺2

閉会式a  閉会式b

成果報告会

ア 事業概要

日程:令和6年10月12日(土曜日) 10時00分~11時30分

場所:奈良市ならまちセンター

内容:フィードバック、振り返り発表

参加者:高校生       4名

     大学生・社会人  7名

     合計        11名(欠席 5名)

イ 当日の内容

(1)中島麦さんによるフィードバック

(2)振り返り発表

報告会2  報告会

感想1  感想2

≪参加者感想≫

(1)今の若い人はデジタルになれており、アナログな世界を見ることが減っていると感じますが、こうして体験し、それをあらためて観察することで、今まで薄れていた感覚が新しく呼び覚まされた気がしました。芸術は、上手下手だけでなく、その人の「自信」や「思い」で成立することにも気づけました。

(2)「アート」に対して不安な気持ちが大きかったですが、その瞬間に見た景色、物、感じたことを思うままに表現する新しい「アート」のかたちに触れ、表現することの可能性と感じました。今後、多様な方法で自分を表現したいと考えるきっかけになりました。

(3)海外に普通に観光市に行くこととは違って、実際に国が違う人と長い時間同じ時間過ごすのは、よりその国の人との距離が近くなり、国に対する理解も深まると感じました。コミュニケーションをとり、アートプログラムを実践してみることを通じて、アートは人をつなげる力があることも実感できました。

(4)最初はそれぞれの少人数のメンバーとしか交流できないと思っていたが、ワークショップなどを重ねていくにつれて他の参加者の人達とも仲良くなれてよかったです。海外渡航プログラムでは実際に現地へ行き、済州の参加者や寧波の参加者と交流して、交流の仕方が分かった気がするので、それを今後に活かしたいです。また、寧波の歴史について日本からの視点ではなく、中国からの視点で学びことができて良かったです。

(5)国内、国外を問わず、普段属しているコミュニティとは異なる人たちと関わる機会は多くありませんでした。そうした人たちとも、同じものを見て、同じこと感じて、それを共有することができます。文化の違いによって、受け取り方に多少の違いはあるかもしれませんが、その距離は学びによって、理解することで、埋めることができると実感しました。

 

★成果作品展★

展示期間:10月8日(火曜日)~10月13日(日曜日)

場所:奈良市ならまちセンター 1階ギャラリー

内容:7月から行った全4回のワークショップで作った作品や、奈良交流プログラムで日中韓参加者が作った作品などの展示

展示会2  展示会1

展示  展示5

 

過去の事業報告書

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