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奈良市名勝大乗院庭園文化館は、市民の文化の向上を図るとともに、市民及び本市を訪れる観光客の観覧と利便に供することを目的として平成8年に設置されました。
現在は奈良公園やならまち、高畑地区を訪れる方々の観光の拠点として、年間約3万人の方が訪れています。
しかしながら、平成22年に5.7万人以上あった来場者も、少子高齢化や近年の新型コロナウイルス感染症の流行以来、来場者数は減少傾向にあり、ハード面においても老朽化が目立ってきています。
また、令和6年度の奈良市市政モニターに対するアンケート調査においても76.4%の方がこの施設を利用したことがないという回答であったことから新たな施設の在り方を考えるべき時期を迎えています。
今回のサウンディング型市場調査では、施設の特色である美しい名勝庭園のポテンシャルを活かした民間事業者のノウハウをより発揮しやすい条件等を検討したいと考えています。
そして広くアイデアを収集するとともに、時代の変化に対応した施設運営について調査・検討することで、令和8年度以降のさらなる施設の活用策を見出すための調査を実施します。
所在地:奈良市高畑町1083番地の1
開館日:平成8年4月1日
敷地面積:1017.04平方メートル
延床面積:377.94平方メートル
構造:木造 瓦葺 地上2階
施設内容:
<1階> 事務室、資料室、エントランスホール、休憩室、 茶室(貸館)、和室(貸館)
<2階> 事務室、会議室(貸館)、展示室(貸館)
駐車場:1台
電話:0742-24-0808
FAX:0742-24-0807
開館時間:午前9時~午後5時(ただし貸館利用は午後9時まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、祝日の翌平日、12月26日~1月5日
データ:
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指定管理料 |
使用料収入 |
来場者数 |
令和4年度 |
12,460,000円 |
442,200円 |
29,238人 |
令和5年度 |
12,360,000円 |
699,300円 |
29,443人 |
令和6年度 |
12,360,000円 |
1,155,000円 |
31,126人 |
※1 文化館の施設使用料等は市の歳入となります。
大乗院とは、1087年(寛治元年)に創建され、平安時代から江戸時代に栄えた門跡寺院のひとつです。治承4年(1180年)の南都焼き討ちによる焼失後に現在地に移り、廃仏毀釈の影響で明治初年に廃寺となるまで存続していました。現在、その敷地内の一部が奈良ホテルとなっています。
同庭園は室町時代の徳政一揆で荒廃しましたが、その後門跡尋尊大僧正の依頼により、室町時代に活躍した作庭の名手善阿弥によって改造されます。将軍足利義政を始め公家たちがしばしば拝観に訪れ、以降、明治初頭まで南都随一の名園と称えられていました。
一時は奈良ホテルのテニスコートやパターゴルフ場が設置されたこともありましたが、戦後その一部が整備され、1958年(昭和33年)国の名勝に指定されるに至りました。
1995年からは奈良文化財研究所による発掘調査と並行して、江戸時代末期の門跡・隆温が描いた「大乗院四季真景図」をもとに復元工事が進められ、この度平城遷都1300年祭に伴い、一般公開を開始されました。(奈良ホテルホームページより抜粋<外部リンク>)
「名勝 旧大乗院庭園」の一角に建てられたこの文化館は、元興寺を中心とした「ならまち」と高畑界隈の中間に位置し、市民・観光客が名勝旧大乗院庭園や大乗院の歴史資料を観賞しながら気軽に休憩できる施設です。
かつての大乗院を復元した模型や、関係資料の展示を無料公開する歴史的文化遺産に親しむ施設であるとともに、各種催しに利用いただける茶室や和室、会議室を備えています。
また、屋外の築地(ついじ)塀には御所馬場町にあった楽人長屋土塀のデザインを取り入れています。(奈良ホテルホームページより抜粋<外部リンク>)
内容 |
期 日 |
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現地説明会参加申込の期限 |
令和7年8月1日(金曜日)午後5時 |
現地説明会の開催 |
令和7年8月8日(金曜日) |
質問申込の期限 |
令和7年8月12日(火曜日)午後5時 |
サウンディング参加申込の期限 |
令和7年8月15日(金曜日)午後5時 |
サウンディングの実施 |
令和7年8月21日(木曜日)~22日(金曜日) |
実施結果概要の公表 |
令和7年9月初旬頃 |
現地説明会参加・サウンディング参加申込は、下記の応募フォームからお願いします。
※どちらも同じ応募フォームから申込可能です。
※質問書については、電子メールで文化振興課(bunkashinko●city.nara.lg.jp ※●を@に変更)へお送りください。
詳細は下記資料をご覧ください。