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奈良市では、美術館を開放し、子どもから大人まで現代芸術の展覧会を通して、日常の見え方や感じ方に変化を与える鑑賞体験を提案する「美術館オープンミュージアム・魅力発信プロジェクト」を実施しています。
「美術館ってなかなか普段行かないな…」というみなさんも、気軽に訪れて楽しんでいただける企画を考えています。
ぜひ奈良市内の美術館に足を運んでみませんか?
シルクロードの終着地点、奈良。
奈良はかつて、シルクロード沿いの国からもたらされた、さまざまな文化を取り入れて独自の文化に昇華してきました。
今回の展示は建築模型を通じて、奈良市の姉妹都市のサマルカンド市(ウズベキスタン)を含めたビザンチン・ペルシャから、中央アジア(西域)・中国・日本をつなぐシルクロードの暮らしや文化を知ることができます。
奈良時代を軸に6~8世紀に到る、東西交流の「モニュメント」の対比をお楽しみいただけます。
ユネスコ世界遺産を中心に、シルクロード地域の生活が感じられるペルシャ絨毯や中国の古代茶道具の再現、
奈良女子大学の所有する正倉院模造宝物も併せて展示します。
シルクロードの交流の歴史が好きな方はもちろん、子どもたちの夏休みの自由研究にもぜひお役立てください。
【会期】令和7年7月29日(火曜日)~8月31日(日曜日)午前10時~午後5時30分(入館は午後5時まで)
【会場】奈良市美術館(〒630-8012 奈良市二条大路南一丁目3番1号 ミ・ナーラ 5階)
※休館日:月曜日。ただし8月11日(月・祝)は開館、8月12日(火曜日)は休館
※入場無料
主催:奈良市、奈良市美術館(一般財団法人奈良市総合財団)
共催:一般社団法人日本建築文化保存協会、奈良国立大学機構
協力:奈良女子大学、追手門学院大学、常葉大学、日本工業大学、茨城大学、東京理科大学、芝浦工業大学、奈良教育大学、AuthaGraph株式会社
協賛:タブリーズ市絨毯組合、艾茗茶業、白丁藝術家、虎標茶葉、光明建盞、株式会社ホクシン
期間中、展示作品にちなみ、ワクワク感あふれるワークショップを予定しています。
ぜひ友達や家族で、一緒に参加してみませんか。
中国からの茶人が来場!
中国・福建省の工房で再現された宋時代の茶道具(茶碗やなつめ等)を持ち寄り、
日本に茶道が入る以前の古茶道をエントランスホールで披露します
【とき】7月29日(火曜日)・30日(水曜日)各日午前10時・午後3時
※7月29日~8月3日には中国茶のギフトがあります(先着100名まで)
ペルシャ文字で自分の名前を作ってみませんか。
奈良女子大学の学生とともに、各言語で書かれた文字板で自分の名前を組み立てます。
自分の名前は、シルクロードで使われていた言語でどう発音するのでしょうか。ぜひ知ってみてください!
【とき】8月の毎週土・日曜日 午前10時30分~午後4時30分※随時開催
木簡・文字にまつわるお話の後、実際に毛筆を使って木簡で名刺を作ってみましょう。
【とき】8月31日(日曜日)[1]午後1時~2時半・[2]午後3時~4時半(受付はそれぞれ各30分前)
【対象】小学生以上 [1][2]各24人
※申込不要・参加無料
市民のみなさんが気軽に美術館に訪れてもらえるように、趣向を凝らした無料の展示作品鑑賞と、それにまつわる体験型のワークショップを開催しています。
また、地域の若手アーティストを起用し、アーティストのキャリア形成やアーティストと地域の関係づくりを図るプロジェクトです。
●永井秀幸 とびでる!錯覚3Dアート展<外部リンク>
開催期間:令和6年7月27日(土曜日)~8月25日(日曜日)
2次元<平面>のアートが3次元<立体/3D>になって目の前にとびだす、永井秀幸のふしぎワールド、ついに奈良に登場!
●妖怪POP 妖怪書家 逢香展<外部リンク>
開催期間:令和4年7月16日(土曜日)~8月21日(日曜日)
妖怪書家 逢香がキャラクターデザインと題字を担当した『妖怪ウォッチ』シリーズ「黒い妖怪ウォッチ」と、題字と全13話サブタイトルを担当した「メガトン級ムサシ」の作品展示等を実施。書と書画が織りなす、妖怪書家、逢香の世界観を紹介。