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マイクロチップについて

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

突然の迷子、災害、盗難、事故 ペットは住所も名前もいえません。そんなとき、マイクロチップは確実な身元証明になります。

マイクロチップとは

  • マイクロチップは、直径2mm、長さ約8~12mmの円筒形の電子標識器具で、内部はIC、コンデンサ、電極コイルからなり、外側は生体適合ガラスで覆われています。
  • それぞれのチップには、世界で唯一の15桁の数字(番号)が記録されており、この番号を専用のリーダー(読取器)で読み取ることができます。
  • 動物の安全で確実な個体識別(身元証明)の方法として、ヨーロッパやアメリカをはじめ、世界中で広く使われています。
  • わが国でも、近年犬や猫などのペットにも注入する飼い主が増えています。

主な特徴

一度体内に埋込むと、脱落したり、消失することはほとんどなく、データが書きかえられることもないため確実な証明になります。
リーダーから発信される電波を利用して、データ電波を発信するため、電池が不要で、半永久的に使用できます。
過度な痛みや負担を与えないので、哺乳類、鳥類、爬虫類(カメ・へびなど)、両生類(カエルなど)、魚類など、ほとんどの動物に使用できます。
これまで、故障や外部からの衝撃による破損の報告はありません。

マイクロチップのメリット

迷子や地震などの災害、盗難や事故などによって、飼い主と離ればなれになっても、マイクロチップの番号をリーダーで読み取り、データベースに登録された情報と照合することで、飼い主のもとに戻ってくる可能性が高くなります。

マイクロチップの注入方法は?

  • 通常の注射針より少し太い専用のインジェクター(チップ注入器)を使って体内に注入します。
  • 注入方法は、一般的な皮下注射とほとんど変わらないため、ペット(動物)に負担をかけることはありません。
  • また、注入されたマイクロチップは表面に特殊な加工がされており、動物の体内を移動しないようになっています。
  • 埋込場所は、動物の種類によって異なりますが、犬や猫の場合では、背側頚部(首の後ろ)皮下が一般的です。
  • 犬は生後2週齢、猫は生後4週齢頃から埋込みができるといわれています。
  • マイクロチップの埋込みは、獣医療行為にあたるため、必ず獣医師が行います。詳しくは、お近くの動物病院にご相談ください。

マイクロチップリーダー(読み取り機)はどこにあるの?

市では、保健所にマイクロチップリーダー(読み取り機)が配備されています。
保健所に連れてこられた犬や猫、捕獲された犬などについて鑑札や名札などの確認とともに、マイクロチップの読み取りを行っています。
犬や猫にマイクロチップが注入されていれば、読み取った個体番号を照会することで、飼い主に連絡することができます。

マイクロチップを装着したら、登録手続きを!

マイクロチップを装着しただけでは、保護されて番号が読み取られても飼い主の情報は分かりません。
装着したら、必ず登録機関にマイクロチップ番号や連絡先などの登録手続きを行ってください。引っ越しなどで、連絡先の変更があった場合の変更手続きも必ず行ってください。
登録機関についての詳細はこちら。

リンク

日本獣医師会HP<外部リンク>