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受動喫煙について

更新日:2024年1月17日更新 印刷ページ表示

知ってほしい受動喫煙の害 ~吸う煙と吸わされる煙どっちがキケン?~

たばこの煙には5,000種類以上の化学物質が含まれており、そのうち約70種類が発がん性物質です。有害物質のうち代表的なものとしては、依存の原因となるニコチン、酸素不足をもたらす一酸化炭素、発がん性物質であるタール、目を刺激するアンモニアなどがあります。
「副流煙」には「主流煙(喫煙者が直接吸いこむ煙)」より多くの有害成分が含まれています。
喫煙の際には、「副流煙」や「呼出煙(喫煙者の吐きだした煙)」を周りの人に吸わせないよう十分に配慮する必要があります。

たばこ

受動喫煙によって起こる病気

例えば、親の喫煙により、発達途中の子どもにはどんな影響があるのでしょうか?
タバコの煙の影響が最も出やすいのは、鼻、喉、気管、気管支などの空気の通り道にあたる部分、そして、目や耳など煙に曝される部分です。受動喫煙により子どものアレルギー性鼻炎、気管支炎、喘息、肺機能の低下、そして、中耳炎などのリスクが高くなることが分かっています。

出典:How To受動喫煙ゼロ~子どもの前でタバコが吸えますか?~公益財団法人:健康・体力づくり事業財団

喫煙される皆さまへ

人が多い場所、特に子どもや患者の方等が利用する場所では、望まない受動喫煙が生じないようご配慮をお願いします。

大切な赤ちゃんのために

家族妊娠中・産後の喫煙は、胎児・赤ちゃんの発育にも重大な影響を及ぼします。
タバコを吸わないのはもちろん、妊婦さんにタバコの煙を吸わせないよう
十分配慮する必要があります。
タバコを吸うと母乳の中にもニコチンが含まれます。
その母乳を飲んだ赤ちゃんがイライラしたり、眠れない、吐く、下痢、頻脈などの
ニコチン中毒症状を起こすことがあります。

通学路など子どもの近くでの喫煙

通学路での喫煙
子どもは受動喫煙による健康への影響が大きいといわれています。通学路や学校・保育園の周辺など、子どもが多く利用する場所での喫煙は控えるようお願いします。

マンションのベランダ等での喫煙

ベランダや庭等で喫煙した際の煙は、風で流され近隣の方とのトラブルに発展する場合があります。
また、​その煙は、サッシやレールの隙間から室内にたばこの粒子が入りこむことがわかっています。
喫煙後、しばらくは呼気中にも有害物質が含まれますので、注意が必要です。
プライベート空間であっても、喫煙する際は周囲への配慮をお願いします。

ベランダ喫煙

三次喫煙について

三次喫煙(サードハンド・スモーク)は、たばこの火が消された後に残っている化学物質を吸入することをいいます。
たばこ由来のニコチンや化学物質は、喫煙者の髪の毛やい衣類、部屋や自転車のソファやカーペット、カーテンなどの表面に付着して残留することが知られています。それが反応、再放散したものが汚染源になり、三次喫煙が発生すると考えられています。
部屋で過ごすことの多い乳幼児などでは三次喫煙による影響が懸念されています。

施設の管理者のみなさまへ

平成30年7月望まない受動喫煙の防止を図るため「健康増進法の一部改正する法律」が公布されました(平成30年法律第78号)。今後、随時情報提供を行ってまいります。
施設の管理者の皆さまには、受動喫煙の防止についてご理解、ご協力をお願いします。

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