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学校給食で使用している奈良市産のミニ白菜について
学校給食で使用している奈良市産のミニ白菜について
ミニ白菜が育つ畑
学校給食での地産地消を進めるため、奈良市では農事組合法人農民連・奈良産直センターと連携して地元野菜を積極的に取り入れています。
今回は奈良市内でミニ白菜を栽培されている農業法人株式会社ゲミューゼの藤井さんと島田さんにお話を伺いました。

ミニ白菜の畑の様子(12月)
藤井さんと島田さんのミニ白菜の畑の広さは、約2.5反(約2,500平方メートル)です。
栽培されているミニ白菜の種類は「CRお黄にいり」という品種で、特徴的な中の黄色さが名前の由来と言われています。
ミニ白菜は冬季にのみ栽培されており、種まきから約2か月で収穫することができます。5~6人に手伝っていただきながら、畝作りと運搬以外は手作業で行っています。
また、畝に被せている黒いシートは雑草が生えるのを防ぎ、地温の上昇を適度に抑えるための役割を果たしています。藤井さんと島田さんの畑では、「分解マルチシート」を使用しており、このシートはビニールではなく100%大豆から作られています。自然に分解されて土に還るため、ゴミの量を減らすことに繋がり、環境に優しい農業を実践しています。
ミニ白菜の内側の様子
ミニ白菜を栽培する中で苦労していること
藤井さんと島田さんはミニ白菜を作る中で「天気」「獣害」「病気」の3つに苦労されているとのことです。
農業は天気の影響を大きく受けるため、「適期適作」という言葉があると教えてくださいました。品質の良いものをたくさん収穫するためには、適切な時期に適切な作業を行うことが重要です。栽培の計画は立てつつ、天気に合わせて臨機応変に作業しているそうです。
農地の近くにはイノシシ、イノブタ、アライグマ、キツネなど様々な動物が現れます。白菜を食べられることは少ないそうですが、イノシシやイノブタは畑を踏み荒らし、体についた菌を白菜にこすり付けることがあります。そのため、獣害対策として電気柵を設置して畑を守っています。
また、野菜は病気にかかることがあります。ミニ白菜は通常の白菜に比べると栽培期間が短いため、病気にかかる可能性は低いですが、それでも中が傷むことがあるため、畝10mごとに1つ以上の白菜を切って中の様子を確認しているそうです。
藤井さんと島田さんは「せっかく選んで買ってもらったのに、中が傷んでいて食べられないのは生産者も悲しいので、きちんとチェックをしている。」と話してくださいました。
(写真左:島田さん、右:藤井さん)
ミニ白菜を作る藤井さんと島田さんの思い
「虫に葉を食べられてしまうこともあるので、綺麗な白菜が収穫できたときは嬉しい。食べた野菜を美味しいと言ってもらえたときはやりがいを感じる。」とお話を伺いました。さらに「子どもたちには好き嫌いなくいっぱい食べてほしい。」と学校給食への思いについても語ってくださいました。
藤井さんと島田さんが育てたミニ白菜は一部の学校で提供され、子どもたちは美味しく食べてくれました。
(奈良市産ミニ白菜を使用した献立 写真左上:大和まなの煮物)
(大和まなの煮物)
