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奈良市都市計画道路の見直しについて
都市計画道路の見直しについて
都市計画道路は、都市における円滑な移動の確保、良好な都市環境及び市街地の形成などの機能を有しており、都市の骨格を形成する道路として、都市計画法に基づいて都市計画決定し整備する道路を言います。奈良市の都市計画道路はこれまで、高度成長期の急激な都市の拡大による人口及び自動車交通量の増加に対応するために、自動車交通等の円滑な処理を主な目的とした道路ネットワークを構築すべく都市計画決定を行ってきました。
しかし、厳しい財政的制約等により、都市計画決定後、未整備のままとなっている都市計画道路が多数存在する状況にあります。また、人口減少、超高齢社会の到来、将来の自動車交通量の減少が予測されるなど社会情勢が大きく変化してきております。
そのため未整備の都市計画道路については、計画当初と比べてその必要性が低くなっている可能性があります。また、都市計画道路区域内の建築物の建築を長期にわたり制限している状況になっています。
自動車や歩行者等の通行の円滑な処理の観点のみならず、安全面、防災面、都市環境面や既存ストックの活用といった観点を踏まえた上で、未整備となっている都市計画道路の必要性を検証しました。
都市計画道路の見直し結果
都市計画道路の見直し結果【概要版】 [PDFファイル/4.63MB]
◇◆お問い合わせについて◆◇
下記のフォームから、都市計画道路の見直しに関するお問い合わせができますのでご利用ください。
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パブリックコメントの結果【募集終了】
パブリックコメント(意見募集)を下記の通り実施しました。
廃止方針の都市計画道路に関する建築制限について(予定)
都市計画道路の区域内においては建築制限があり、建築物を建築しようとする者は都市計画法第53条の建築許可を受ける必要があります。本市では階数が2以下で、木造又は鉄骨造など容易に撤去できる構造のものを許可しています。
令和6年10月から11月にかけて「都市計画道路の見直し」に関するパブリックコメントを実施し、市内19路線の廃止方針を公表しました。都市計画の廃止手続きには時間を要することから、土地利用を行う者に対して不利益を生じさせないため、建築制限の先行解除を行う予定です。