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食育の取組「済美南小学校」

ページID:0248668 更新日:2024年2月28日更新 印刷ページ表示
5年生 総合的な学習の時間  「米作り体験」

写真

内容          

田植え後の田んぼの様子

   田植え後の様子

児童が手作業で一粒ずつ脱穀している

                手作業で脱穀

栄養士による和食の授業の様子

食に関する授業「和食について考えよう」​​

授業の板書の様子

    食に関する授業「一汁三菜・出汁」​​

 

1学期、子どもたちに食に関するアンケートをとったところ、「パンよりご飯が好き」と答えた割合は、「ご飯よりパンが好き」と答えた割合より約10%上回りましたが、「和食より洋食が好き」と答えた割合は、「洋食より和食が好き」と答えた割合より約20%上回っていました。お米は好きだけど洋食の方を好むことが分かりました。子どもたちには、お米や和食についての魅力をもっと知らせたいと思いました。

 

 校庭の隅にある小さな田んぼを使い、地域の農家の協力を得ながら「米作り」を行いました。素足で田んぼに入ることを不安に感じたり、腰をかがめる作業で痛がったりする様子も見られましたが、当番制での水やりや観察を続けた結果、苗は立派な稲穂へと育ちました。9月には、田植えの時と同様に農家の方の協力を得て、チクチクする稲を鎌で友達と協力して収穫し、後日、ペットボトルを使った脱穀や割り箸での精米を行いました。この体験を通して、米作りの大変さが分かり、生産者の方への感謝の気持ちが高まったようです。

 

 また、2学期末には中学校の栄養士を講師に招き「和食について考えよう」の食育の授業で、一汁三菜の和食の良さや出汁の旨味について学びました。「お味噌汁を作りたい」「和食について知ることができて良かった」という感想がありました。

 

 3学期には体育館で「お米パーティ」を開き、1年間の米作りの体験を写真やクイズを入れたスライドを使って共有しました。発表後には収穫した米でおにぎりを作り、コロナ禍では出来なかった地域の方と一緒に試食をすることができました。

 

 米作りの学習は、子どもたちが日本の食文化を理解し、感謝の心を育む貴重な体験の場になりました。

 

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