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令和7年度は令和4年度より引き続き、食育の日のテーマを「日本の郷土料理について知ろう」とし、九州・沖縄地方から出発して、毎月各都道府県の郷土料理や地域の産物等を紹介し味わいます。7月は佐賀県でした。
小学校:A班:7月4日(金曜日)、B班:7月3日(木曜日)
中学校:D班:7月4日(金曜日)、E班:7月3日(木曜日)
●献立● ご飯・牛乳・いわしのしょうが煮・ひじきと大豆の磯煮・つんきーだご汁
(小学校給食より抜粋)
「ひじきと大豆の磯煮」
佐賀県では、温暖な気候や肥沃な土地を活かした農業が盛んに行われています。中でも、大豆の生産量は全国トップクラスです。
「つんきーだご汁」
佐賀県の方言で、「つんきー」はちぎる、「だご」は団子という意味です。その名のとおり、小麦にお湯を加えて練ったものをちぎって団子が作られます。佐賀県では、来客をもてなす際や慶事の宴会の席で食べられているそうです。奈良市の学校給食で初めて登場したメニューでしたが、珍しい名前に子どもたちも興味津々で、佐賀県の郷土料理に関心を持ちながら味わって食べてくれました。
奈良の地場産物や郷土料理を取り入れた「古都ならの日」の献立です。
小学校:7月14日(月曜日)、中学校:7月14日(月曜日)
●献立● ご飯・さばの梅煮・奈良なすとピーマンのみそ炒め・すまし汁
(小学校給食より抜粋)
奈良県産の食材として【米(奈良市産)】、【梅ペースト】、【なす】、【玉ねぎ】、【青ねぎ】を使用しました。
「奈良なすとピーマンのみそ炒め」
奈良県産のなすを使用しました。奈良県の気候は、なすの栽培に適していることから全国有数の生産地であり、奈良市の他に天理市、田原本町でも栽培されています。子どもたちが好きなみそで味付けたことで、野菜が苦手な子も美味しく食べることができたようです。
「すまし汁」
奈良市産の青ねぎを使用しました。青ねぎは葉ねぎとも呼ばれ、香りがよく葉がやわらかいのが特徴です。ねぎは奈良県内での生産量も多く、奈良市の他に大和高田市 、五條市 などでも栽培されています。
そうめんを天の川、おくらを星に見立てた「七夕汁」と星形のハンバーグを使用し、子どもたちが七夕の行事をより感じることができるようにしました。
小学校:7月7日(月曜日)、中学校:7月7日(月曜日)
●献立● ご飯・牛乳・ハンバーグのてり煮・ちりめんキャベツ・七夕汁
(小学校給食より抜粋)
「七夕汁」
奈良時代に中国から伝わった唐菓子の一つに「索餅(さくべい)」があり、日本では麦縄と呼ばれました。平安時代頃は、人々の健康を願って七夕に麦縄(索餅)が供えられましたが、やがて食べやすい「そうめん」をお供えするようになりました。そうめんは、奈良の地場産物です。桜井市はそうめんの発祥の地であり、奈良から全国に広まったと言われています。