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奈良の地場産物や郷土料理を取り入れた「古都ならの日」の献立です。
小学校:6月16日(月曜日)、中学校:6月16日(月曜日)
●献立● ご飯・豚肉のしょうが炒め・がんもの吉野くず煮・じゃがいものみそ汁・抹茶プリン
(小学校給食より抜粋)
奈良県産の食材として【米(奈良市産)】、【玉ねぎ】、【青ねぎ】、【吉野くず】を使用しました。
「がんもの吉野くず煮」
吉野地方で作られる「吉野本くず」は、伝統的な「吉野晒し」という製法でつくられる高品質のくず粉です。くずの根からとったでんぷんを冷たい清水に長時間さらして不純物を取り除き、手間暇をかけてつくられています。吉野くずは、くず餅など和菓子に使われることが多いですが、今回の献立では料理のとろみづけに使用しました。
令和7年度は令和4年度から引き続き、食育の日のテーマを「日本の郷土料理について知ろう」とし、九州・沖縄地方から出発して、毎月各都道府県の郷土料理や地域の産物等を紹介し味わいます。6月は大分県でした。
小学校:A班:6月20日(金曜日)、B班:6月19日(木曜日)
中学校:D班:6月20日(金曜日)、E班:6月19日(木曜日)
●献立● ご飯・牛乳・白身魚のかぼすソースかけ・キャベツのごま炒め・かしわ汁
(小学校給食より抜粋)
「白身魚のかぼすソースかけ」
大分県は、かぼすの名産地として知られており、全国生産量の90%以上を占めています。さわやかな香りと酸味が特徴です。今回の献立では、かぼす果汁に砂糖、しょうゆを混ぜて作ったソースを白身魚のフライにかけて、子どもたちが食べやすいように工夫しました。
「かしわ汁」
大分県の一世帯あたりの鶏肉購入量は全国トップクラスで、地元では、古くから鶏肉を使った郷土料理が親しまれています。昔、鶏肉は貴重な食材であったため、お祝いごとや客を招く特別な日に、身や内臓を「鶏めし」や「がめ煮」などに使い、残った部位で取った出汁を「かしわ汁」に使って無駄なく食べていたそうです。
6月9日から13日を「地場産物ウィーク」とし、奈良の郷土料理や県産食材が毎日登場しました。
小学校:A班:6月10日(火曜日)、B班:6月11日(水曜日)
中学校:D班:6月10日(火曜日)、E班:6月11日(水曜日)
●献立● パン・牛乳・奈良大豆のポークビーンズ・コールスローサラダ・ブルーベリージャム
(中学校給食より抜粋)
「奈良大豆のポークビーンズ」
奈良県では、桜井市や田原本町で大豆が栽培されています。今回の給食では、豆の香りや甘みが強く、形崩れしにくい「サチユタカ」という品種を使いました。
↑使用した大豆
ルーは、給食室でバターと小麦粉を炒めて手作りしています。
「ブルーベリージャム」
宇陀市は近畿でも有数のブルーベリーの産地として知られ、奈良市でも一部栽培されています。宇陀市、奈良市に位置する大和高原は、ブルーベリーの栽培に適した気候や土壌を有しています。
地場産物ウィークでは、この他に奈良県産の片平あかねや奈良なす、郷土料理のきらずの煮物、奈良あえなども登場しました。子どもたちは、奈良の食文化に親しみを持ち、味わって食べてくれました。
小学校:6月23日(月曜日)、中学校:6月23日(月曜日)
●献立● ご飯・牛乳・豆腐チャンプルー・もずくスープ・魚ふりかけ・シークワーサーゼリー
(小学校給食より抜粋)
「もずくスープ」
もずくは沖縄県の特産品で、全国の生産量のほとんどを沖縄県産が占めています。もずくにはミネラルやビタミン、肌の保湿力を高めるフコダインが多く含まれ、美容や健康に良い食材です。沖縄県では、スープの他に、もずくと肉、野菜を炒めたものをご飯の上に乗せた「もずく丼」も食べられています。